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(01/Jan/2019)

新年のご挨拶

 このサイトを作ってから20年目に入りました。その間、世の中ではブログなるものが登場し、個人によるキュレーションサイトのようなものが増え、SNSが普及して、今では呟きのアレと写真のアレが情報発信の主流になりました。このサイト"H-SHIN's rooms"は度々引っ越しやデザイン変更をしてきましたし、HTML5やCSS3に準拠しようとするなどの工夫もありますが、昔ながらの作りはそのままです。それでも特に問題なく使えているというのはそのシンプルさ故かと思います。

 近年の仕組みは情報発信力が高いでしょうが、文章が企業側に置いてある状態ではバックアップも取りにくいですし、サービスが終わる若しくは事故を起こしてしまうと消える危険性もあります。その観点では、昔ながらの手入力HTMLは永続性が高いので、この方法を続けていこうと思っています。そして時々誰かが目に留めてくれればいいかな。


(02/Jan/2019)

動画作成

 昨年は素人ながら仕事で動画を作ることがありました。私主導ではあったものの、ざっくりイメージを決めただけで具体的な撮影方針は別の方が決めたので、撮影対象のプロデュース担当という感じでした。でも、最後の編集は私の担当という不思議な役割分担です。撮影した複数の動画を継ぎ接ぎして、最小限の文字表記でも見る人に意味が通るような工夫を学ぶことができました。

 私は概ね毎年、年賀動画を知人向けに作っています。その際ずっとPowerPointのアニメーション機能を利用していました。別に何かを撮影するわけでもないのでこれで十分です。でも上記の経験を踏まえて動画編集ソフトを使うことにしました。4年くらい前に買ったのに使いこなせず放置していたものです。この手のソフトは無から動画を作るというよりも、撮影したものに手を加えることに主眼が置かれているので、無から動画を作るには簡単なものを作るのにも工夫が必要です。図形や絵は他のソフトで用意しないと本当に稚拙なものになってしまうので、その点はPowerPointに分があります。ですが、編集は圧倒的に専用ソフトの方が楽でした。餅は餅屋ですね。


(10/Jan/2019)

クレーマー様

 残念なことに客が威張るのはよくあることのようです。そして今は客かどうかすら怪しい奴でさえも苦情を喚くんですね。恐怖を覚えますが、それに屈する企業にも苛立ちませんか?

 どこぞの旅館か何かがCMでプレゼントを「女の子はプリキュア、男の子は仮面ライダー」と言っていたのが所謂、大きいお友達に性差別だと言われて取り止めたというのです。店が何を設定しようが勝手です。性差を理由に入店禁止にするのは憲法で駄目とのことですが、それすらまかり通っていますよね。オバちゃん専用ジムとか。無論そんなの店の勝手だからどうでもいいことです。レディースデイとか好きにやればいい。一方、そのサービスを利用するかどうかも分からない連中が苦情を言うのは完全に筋違い。企業はリスク回避のつもりで受け入れるのでしょうが、そういう事例を作ることが自社のみならず他社のリスク(=発生確率×被害)を高めるのです。

 そもそもどちらのコンテンツも視聴者層が設定されています。昔のプリキュアは親父の年齢層の男性もサブターゲットでした(プロレス技や格闘ゲームの技が出まくり、本気で殺しあって、内容も音楽も暑苦しいのは動画サイトで分かります)が、今は違うでしょう。それにしても、大きいお友達の連中は女児に絞ったターゲッティングには苦情を言わないんですね。いやあ不思議だ。お前らはお呼びじゃないんだぞ。


(11/Jan/2019)

リッジもやりたい

 私にとってビデオゲームシリーズで戦闘機の "Ace Combat" と双璧をなすのが自動車レースの "Ridge Racer" です。どちらもメーカーはナムコで、今のバンダイナムコと比べて「昔は良かった」どころか神がかり的な面白さでした。 "Ace Combat" は迷走による低迷期を乗り越えて本筋の7作目が発売されますが、 "Ridge Racer" は2006年にPS3で7作目(と言ってもXBoxで発売された6の焼き直し)が出たっきりです。まあ、 "Gran Turismo" にやられちゃった感じですから仕方がないんですよね。その "Gran Turismo" も5作目で自爆してゴミシリーズに…。

 そんな "Ridge Racer" シリーズの魅力は「ドリフト」。アクセルを放してハンドルを切ってからアクセルを踏み込めば、後輪が滑り出して気持ち良く旋回できるのです。実車とは掛け離れた挙動ですが、爽快感が素晴らしくレースゲームとして存在感を示していました。ふと思い出して、PS2向けに発売された5作目、 "Ridge Racer V" をやってみました。世紀の発明と言ってもいいコントローラー「ネジコン」を使います。…あれっ、全然爽快感がないぞ。挙動がシビアで豪快なドリフトが出来ません。ああ、 "Ridge Racer V" って異様に難しいんだった。グリップ走行向けの車で四輪スライドさせるほうが楽だし爽快でした。実は "Ridge Racer 7" は体験版で爽快だと分かってたんです。買うべきでした。 中古を探す旅が始まる…?


(17/Jan/2019)

ついに "Ace Combat 7" 発売

 いやあ何年も待っていた大作ゲームが発売されましたよ。私は、予約し忘れました! もうこうなったら、評判を見てから購入判断をします。5本のソフトをだらだら同時進行して、更に一本余っている状態でしてね…。お前は実況プレイヤーなのかと言われそうなう状況です。そして、それでただ引き込もって遊んでいるだけという完全にダメな大人になっておりますよ。


(21/Jan/2019)

ついに "Ace Combat 7" 購入

 さあ、 "Ace Combat 7" を買いましたよ。同時期にPS2のソフトをもう一本買ってしまったので「積ん読」状態に拍車がかかりますよ。

 このゲームの世界は架空の地球で、実在の国は存在しません。今回は "Ace Combat 04" でプレイヤーの敵だったエルジアという国が、 "Ace Combat 5" でプレイヤーが所属していた国家のオーシアに無人機で戦争を仕掛けたという話です。思わず両作品のストーリーをwikiりましたよ。古すぎて覚えてないっての。「5」が15年前の作品ですからね。PSPで亜流作品を2つも出したり、外注したのかと思うほど劣化してどこがエースコンバットなのかと問い詰めたくなる "Ace Combat Assault Horizon" で轟沈したりする暇があるならさっさと作れば良かったんだよ。XBOXだけで出した "Ace Combat 6" も微妙でしたね。開発チームは「7」を作る市場(とお金)を捻出するためにPS3で基本無料のオンラインゲーム "Ace Combat Infinity" を作って、4年も続く人気を得ました。稼ぎも良かったようで、こうして「7」が完成したわけです。「Infinity」ではプレイヤーも「7」のための投資と思ってお金を出していた雰囲気があります。

 さて、「7」をプレイしてみるとムービーがやはり凄いですね。遠景は実写かと見紛うレベルです。人物の近影を見てCGだと確信できるのですが、これが妙に安心感をもたらすのは皮肉な事実です。人物も実写に近いと吐き気がしますからこれでいいのです。今回の物語では無人機が多数登場します。完全に忘れていましたが、敵国エルジアが無人機を開発していたという話が「04」で語られていたんです。そういえばエルジアの特定の施設を複数破壊するとその技術が手に入って、架空機ワイバーンが使えるようになりました。あれって無人機になる機体だったのか。

 オンラインゲームだった「Infinity」は「04」「5」「7」とは別の世界ですが、ビーム攻撃してくる無人機が暴れていました。それも考えると「7」で無人機が乱舞するのは必然ですね。今回の私の「7」のプレイでは始めから難易度をHardにしていることもあって無人機がミサイルをヒラリヒラリとかわすんです。だから機関砲も使いましょう。「Infinity」で無人機を多数携えつつ6連ミサイルをぶっぱなす敵や、対人戦で鍛えられたので簡単に感じるほどです。もうちょっとミサイルをかわしてもいいんじゃないかと思いますね。シリーズ初プレイの人はEasyモードでお楽しみ下さい。

 ミッションを3つこなしたところで一旦休んで、初回生産限定でダウンロード用のコードが貰える "Ace Combat 5" もやってみました。同作品を私はPS2で遊べる状況なんですが、まあ、ね。今回は「5」本編ではなく、「04」の後日談であるOPERATION KATINA(カティーナ)というモードで遊んでみます。PS2の作品なので「7」から見たら粗い映像ですが、これで十分じゃないかという出来。「7」では雲の中でレーダーの精度が落ちたりキャノピーに着氷して視界が遮られたりするという進化が肝ですが、そこまでしなくても雰囲気は十分です。雲っぽさはPS1の "Ace Combat 2" でもなかなかのものでしたし。こうして見ると、ビデオゲーム業界全体として、遊びの楽しみはPS2時代に完成形にあったのかも知れません。


(31/Jan/2019)

残念なゲームでした…

 戦闘機で大空を暴れまわるゲーム、&qupt;Ace Combat 7" をクリアしました。終わってみればストーリーは淡白で敵が雑魚過ぎる駄作でした。これはお勧めできません。もう河野氏はこのシリーズを終わりにするべきでしょう。ゲーム性もストーリーもこのシリーズの本流としては本当に残念な出来です。ナムコはバンダイと合併してからろくなことがありません。

 まずゲーム性から指摘しますと、慢性的な弾数不足と時間不足がストレスですね。私、ちょっとは上手いので無駄弾なんて多くないんですけどね。2周目以降は強い機体を使えるのでそんなこともないのですが、難易度Hardでやると機関砲の弾数も有限なので丸腰になって何もできなく…と思ったら一定時間後にミサイルが2発補充されます。何じゃそりゃ(笑)。でもその救済措置では余計に時間に追われるんですよね。長いミッションでは途中にチェックポイントがあって、ミスをしてもそこから再開できます。弾数が初期状態になるので、弾切れになったら自殺すればいいというか、それが前提のゲームバランスですね。まともに遊べるのは2周目以降のようです。

 他にゲーム性で気になるのは、ミッションが少なすぎること。ストーリー性にも繋がる話ですが、20個では少ない。50は必要な話ですよ。そして一番ムカつくのが、敵が弱すぎること。無人機はとんでも機動を見せたり、フレアで防御するんですが、それでも弱い。凄腕の爺が出てくるんですがこいつも弱い。シリーズ過去作品「04」の黄色小隊のような威圧感がありません。そして超兵器アーセナルバードは木偶の坊。シリーズ初代作品のラスボスの対空兵器は怖かったのに。「04」の砲台群ストーンヘンジや「5」の潜水艦シンファクシも凄かったのに。アラート鳴りっぱなしじゃなきゃ盛り上がりませんよ。しかし、これでも難しいとの評判が多いようなので、作る方は楽じゃありませんね。過去作品を経験していても難易度Normalで難しいという人も少なくないようです。どうやら、EasyからHardまでの難易度の差が小さいらしいです。それはいけませんねえ。

 まだ問題はあります。味方が張りぼてでしかないことです。シリーズを通してその傾向はあるものの、「04」,「5」,「Zero」ではここまで役立たずじゃありませんでした。いや、「7」でも敵機に攻撃してるんです。そして命中もしてるんです。なのに敵機が墜ちない。結局プレイヤーが倒すしかないんです。プレイヤーのスコアを奪うことになるからという配慮かもしれませんが、それなら味方の戦績もプレイヤーのスコアに加算すればいいでしょう。別にスコアランキングなんてやってないんですから。興ざめしますよ。

 ストーリーは粗筋としては悪くないのですが、気になる部分がおざなりです。なぜ元大統領が軍用ヘリを安定操縦できるのか。そのことに皆驚いて「操縦しているのは誰だ」「乗っているのは元大統領だけだぞ」という通信がなされています。当の操縦者は無言。これは元大統領本人じゃないんだろうと思う展開で、重要な部分なのに完全に放置されています。なぜ主人公は罪を着せられたのか。明らかに陰謀なのですが、ただの勘違いであったかのような扱い。これに対して主人公は流されるだけ。もともと主人公に意思のないシリーズですが違和感たっぷりです。そしてなぜ無人機のAIが生産計画まで作るのか。そのときのホストはどの個体なの? クラスタリングされてるのか何なのか良くわかりません。AIが学習する過程もよく分からない。深層学習って特定の個人の動きを模倣できるの? むしろその個人に絶対負けないようになるだけで、あの描写では過学習になってまともに戦闘できないんじゃないかと。まあ実際超絶バカで弱いんですが。あの世界のAIは機械学習ではないということなら、ガンダムのミノフスキー粒子並にその技術をでっち上げないと何の説得力もありません。脚本家は勉強しているのでしょうか。

 初心者置いてきぼりの展開も気になります。この物語はユージア大陸のエルジアが海向こうのオーシアに戦争を仕掛けるんです。全部片仮名4文字で語尾がseaなんですよ。このネーミングセンスの酷さ故に初見では頭に入るわけがないんです。私のような古参だって忘れているのですから、ちゃんと歴史の説明をしなきゃ。スピンオフ的作品ながら本流扱いの「Zero」の物語であったベルカ戦争について、本作ではあっさり触れるだけで、しかも触れるのが終盤というアホさ加減。「04」でエルジアがたった一人の化け物パイロット「メビウス1」に陸海空軍全てメタメタにされたのを切っ掛けに大敗を喫し、その後残党も文字通りたった一人に一掃されたことには全く触れていません。この主人公「メビウス1」はエンブレムがメビウスの輪を模した「∞」の形だったため、「リボン付きの死神」と呼ばれました。「5」では国内の敵に追い詰められて一度死んだことにされた主人公「ブレイズ」とその仲間が、その土地の伝説「ラーズグリーズの悪魔」と同じように甦って本当の敵を両軍に知らしめました。これらの話はスルー。「5」当時大統領だった元大統領の人柄が肝だったり、「04」の超兵器ストーンヘンジが肝だったりするんですけどね。そして本作の主人公「トリガー」が無人機を落としまくっていたら、エルジアにおいて「まさか、あのリボン付きの死神がオーシアにいたのか!?」「いや、あれはラーズグリーズの悪魔と言うらしい。ユーク出身の奴が震えてる」という台詞があってもいいはず。どう考えても「04」と「5」の説明が必要です。そんなもの紙芝居でいいんだから、端折るのはいけません。当時の曲を使えば古参も喜びますよ。

 それにしても、過去作品の要素がおまけにすらなっていません。「5」で胸が熱くなる展開を見せてくれた空母ケストレルの後継ケストレルIIやアンダーセン艦長の名を冠した船は出ますが、絡みなし。「04」の敵基地メガリスに触れそうで触れない。最後に声だけ出てくるケイ・ナガセはブレイズの仲間のあの女性なのか、メビウス1が護衛した航空機の副操縦士なのか。声が全然違うから誰だか分からんのです。シリーズで同姓同名が複数存在するスターシステムのキャラクターなので、全くの別人かも知れません。そうなると唐突すぎて蛇足なんですよね。いや、あの出し方ではどのナガセであっても蛇足ですね。古参が喜ぶと思っているのでしょうが、消化不良になりますよ。

 そして主人公についてもおかしなところがあります。各作品の主人公を振り返ると、

作品状況
Ace Combat傭兵部隊「フェニックス」の隊長
Ace Combat 2傭兵部隊「スカーフェイス」の隊長
Ace Combat 3無敵のプログラム「nemo」
Ace Combat 04辺境の地にいた戦争の生き残り
Ace Combat 5ウォードッグ隊の新人ながら過酷な状況に置かれて隊長になり、隊全体で成長
Ace Combat Zero外国人傭兵
Ace Combat 6どこかの隊長らしい

全員、活躍することに納得感があるのです。「7」の主人公「トリガー」は新人です。彼は無茶な作戦を押し付けられ…何故か全てこなすんです。それも一人で。それが唐突なんですよね。それが気にならないゲーム性があればよかったのですが。

 これだけ不満が出るのは、過去作品の出来が秀逸であること、15年待ったことにあります。他のタイトルだったら「手抜きだなあ」で済んだんですけどね。

 この作品のためにPS4を買ったんですが、おまけで貰ったGravityDaze1,2のほうが遥かに面白かったというのは悲しいことです。


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