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(09/Jun/2018)

太陽よりLED

 太陽光充電式の腕時計のストップウォッチ機能を何時間か使っていたら時間が狂い始めました。本来はその前兆が、秒針が2秒毎に動くようになることで分かります。しかし私は電力をケチって常時ストップウォッチモードにしているんですね。そのままにしておけば秒針が全く動かなくなるから電力の節約になるんですが、電池切れの兆候が掴めないという欠点もあるわけです。電池切れになると、少し充電したくらいでは正常に動作しません。秒針, 時分針, 他都市24時間針, 曜日針, カレンダーの基準位置がずれてしまい、その修正から必要になるのですが、これが電力を食う作業なのです。日が射す場所でも一日の充電では完遂できません。梅雨入りするというのにこれは厄介です。

 太陽光発電は蛍光灯の下でも若干ながら有効です。一方LEDでは発電しません。太陽光発電で主に利用している波長が紫外領域だからです。ところが、LED式の卓上電灯に密着するような位置で照らしながら基準位置出しをしたら動くではありませんか。光の当たらないところにずらすと、すぐに止まる。ということは、このLEDは紫外領域も出てるんですね。紫外LED+蛍光材料なのかな? それか、青LED+蛍光材料でも安物でLEDの波長がブロードなのかな。まあ、ラッキーでした。これでいつでも数時間で充電できそうです。電灯だって数Wしか消費しないので緊急用と考えたらロスは皆無に等しい。でもUSB充電も出来ると便利なんだろうななんて思った次第です。

 秒針以外に電池残量のインジケータがないので、ケチらずに時計モードで秒針を動かすことにします。稼働部を動かさないのが製品寿命の観点からもいいんですけどね。仕方ないか。


(11/Jun/2018)

それ、メールでやれば?

 電車でタブレット端末を使ってLINEの通信をしている人がいました。これも結構不思議な光景ですが、やり取りしている文の長さに驚きました。大きな画面で吹き出しの大きさが目立つってのはなかなかのもの。メールでいいだろ…。


(12/Jun/2018)

Oculus Goが届きましたよ

 VRやARという技術はそれぞれ仮想現実や拡張現実と訳されます。スマートフォンを入れて使うタイプのヘッドセットなら持っているのですが、レンズのしょぼさとスマートフォンの画面の小ささ&画素の少なさとコンテンツの貧弱さが問題でした。一方、最新技術として報じられる、Oculus LiftやHTC ViveのようなPC接続タイプのヘッドセットは大仰なケーブルが邪魔だというのが一目で分かります。回っていると絡まりますし、引っ掛かったりしないようにアシストする人が必要ですよね。一式の価格が高いのも大きな問題と言えるでしょう。それを解消するのが単独動作する安価な専用機です。

 具体的にはOculus GoとLenovo Mirage Soloが挙げられます。Oculus Goは装着者の頭の回転方向の動き(α, β, γ軸)のみを検出する3DoFと呼ばれる分類に属し、Mirage Soloはそれに加えて移動方向(x, y, z軸)も検出する6DoFに属します。

名称Oculus GoMirage Solo
価格23,800〜51,200〜
画素数2560×14402560×1440
DoF36
OSAndroid 7.1.2Android(Daydream2.0)
プロセッサSnapdragon821APQ8098

 価格差が倍という大きな違いがありますが、両方買う人も少なくはないと思える価格設定です。ケチな私ですが、Oculus Goは買うべきと判断して購入いたしました。内部ストレージは32GBと64GBがありますが安い32GBを選んでいます。さて、外観をお見せしましょう。まずは箱。

続いて中身。過剰梱包感があり、昔の日本製品を思い出します。

コントローラーは一旦開けて紐を嵌めて電池を入れる必要があります。

基本的にはゲームと動画を楽しむものです。中には自分がその世界に入り込む漫画のような画期的なものもあります。ですが、基本的に言語は英語です。日本製のソフトなんて少ないですよ。英語が分からない人は楽しみが半分くらいになってしまうことを覚悟の上で買ったほうがいいでしょう。ブラウザは優秀でYoutubeの再生もしっかりこなしますが、入力できるのはアルファベットだけなのです。

おすすめのコンテンツは不動産物件内覧アプリです。操作方法は英語表記ですが、概ね直感的に分かると思います。アメリカの家の広さと安さに驚くことでしょう。そして、風呂には呆れることでしょう。奴らは入浴と排便が同列なんですかね。ビジネスホテルと同レベル。


(19/Jun/2018)

説明書は必要だろ

 アポーがこれっぽっちも直感的でないものを直感的だと思い込ませるために説明書を無くしてから、それが正しいデザインだとばかりに各社も説明書を無くしました。コストダウンのいい言い訳を見つけたのでしょう。ご多分に漏れずOculus Goも説明書と言えるほどのものはありません。そのOculus GoをPCに接続してThetaで撮影した全天球写真をコピーしようとしましたが、出来ません。VR-headsetとしてはPCに認識されるのですが、選択してもフォルダが出てきません。英語で調べてみると、同じ症状に見舞われている人が散見されます。実はこれ、Oculus Go側でPCからのアクセスを許可しないといけないんです。つまり、PCに接続したら被って「許可する」を選ぶ必要があります。短いケーブルで繋いでいたから思い至りませんでしたよ…。

 こういうこと、本家サイトに書いてないんですよねえ。AndroidベースのOSであることを考えたら当然なのかも知れません。しかし、それを消費者が知っている必要はないし、知っていてもUIの見かけがまるで違うから忘れますよ。


(29/Jun/2018)

何台売れたのか

 将来のビジネス予測をしようと思ってVRについて考えてみました。Oculus GoとMirage Soloによってヘッドセット普及の道が開けたと感じているので、アトラクション用ではなく家庭用について考えたいところ。PS4のPSVRもありますが、あのショボいヘッドセットは参考にしたくありません。ではOculus Goは何台売れているのか考えて見ましょう。この数字はまったく公表されていません。しかしながら、初期設定にスマートフォンが必要という、楽なのか厄介なのか分からない思想故に、専用アプリのダウンロード数から推測はできます。その数10万以上。50万台は行っていないというところまでは分かりますね。中国で3万台があっさり売り切れたという話もあるので、30万台くらいは売れているのでしょう。尚、PSVRは初年だけで50万台、ハイエンドのOculus RiftとHTC Viveも合わせて50万台です。30万台は決して多いとは言えないものの、発売から2ヶ月の数字と考えるとこれらを簡単に越えそうですね。

 Oculus GoはFacebookの人曰く、VRヘッドセットで動画を見る人が多いという情報を元に設計したそうで、3DoFなのはそのためだそうです。確かにYouTubeやニコニコを大画面で見ることができるというメリットがあります。もちろんVR体験の入り口にもなっています。まだまだ「これで何できるの?」感はあるものの、間口が広がったことで様々なアイデアが集まってくることでしょう。OSというかプラットフォームの統一も期待したいところです。出来ればPSコントローラ、最低でもPC用ゲームコントローラに対応していただきたい。そうすればゲームの幅もグッと広がると思うのです。

 いや、ゲームが充実するその前に業務用に使われるようになるかも知れません。既に各プラットフォームで会議用のアプリがあったりします。通常、遠隔会議と言えば資料共有と相手は音声のみという状態です。そこに相手のアバターがあれば意思疎通はもっと円滑になるという発想から来ているものと思われます。

 バーチャルキャストという最近公開されたソフトは、アバターを使って動画配信するためのものですが、複数の人で部屋を共有できるという点で体験自体はVR会議と同じようなものです。HTC Vive専用で、体にトラッカーをつけないと動きはぎこちないんですが、確実にそこに人がいて、同じ空間を共有できます。バーチャルキャストを使った動画はそこらじゅうにあるので、見てみると分かると思います。これこそ働き方改革ではないでしょうか。離れた国の人と同じ物体を見ながらコミュニケーションが図れるでしょうし、言葉の壁もソフトで越えられるでしょう。出社せずともある程度の仕事が出来るようになる筈です。PCという道具が仕事の幅を広げたのと同じように。

 VRは実空間の前が見えないなど問題は沢山ありますが、課題があるからこそ、そこにビジネスが発生します。動画視聴メインのOculus Goを考えていたら面白い世界が見えてきました。他にも考えられることはあります。Oculus Goは寝そべって動画を見ることもできるので、家庭用小型プロジェクターとも競合します。それが顕在化したときにプロジェクターはどう立ち向かうのでしょうか。明るさでは全く勝負になりませんし、価格だって中華の最低クラスでないと勝負になりません。ファンの音も弱点です。そう考えると、超小型のいわゆるピコプロを営業向けに提供するしか道がないように見えます。そしてHMDを着けたまま寛ぐのに適したリクライニングチェアなんていうものも出てくるかも知れません。果たしてどうなるのでしょうか。


(31/Jun/2018)

即刻エアコン禁止令を出せ

 立地が余程不幸でない限り、窓を開けていれば室温は31度程度で済みます。風の通り道を作って、麦茶やスポーツドリンクを飲んで扇風機をつけていればそれほど苦痛ではありません。ところが、隣の家のエアコンが頑張りだした途端に暑くなるのです。あれは公害という他ない。隣家に近い窓を閉めて風の通り道を変えます。あんな熱源と断熱効果の高い家が増えたらそれは暑くなる一方ですよ。最悪です。冬は寒くなるしねえ。一般家庭のヒートポンプを禁止したらどれだけ楽になることか。外と職場の気温差も異常。10度くらい差があるから、凍えます。ああいうやり過ぎも禁止して欲しいものです。

 温暖化は止まっていて、日本の気温の触れ幅が異常だということ、そしてそれがエアコンによるものであるということは多くの阿呆にとっては不都合な真実のようで、「北極の氷は減っている!」「エアコンは北極にはない!」「エアコンを使わないのは異常だ!」と始まります。こういうバカは消えて欲しいものです。まず、北極の氷は増えているんですよ。北極において面積は減少しつつも、厚さが増しているのです。しかも氷河などなかった地域にまで発生している始末。尚、南極の雪は減っている地域と増えている地域でバランスしています。仮に減っていたとして、エアコンが関係ないと言えちゃうのも凄い。熱源が固まって生じたら気流が変わって他の地域にだって影響します。蝶の羽ばたきが遠くで竜巻を起こす可能性があるほどカオスな系であるという「バタフライ効果」を知らないんでしょうね。憐れな知能と貧相な知識に同情すら覚えます。断熱効果の高い家で低い温度設定にする奴こそ異常です。手前が異常気象の根源だと分かろうともしない鬼畜ですよ。


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