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VR、仮想現実というととかく、斬新なゲームだ、全天球動画だ、と思う人が多いようです。かく言う私もそうでした。ところが所有してみるとその存在意義は別のところにあることが分かります。それは普通の動画視聴です。
古来より擬似的な大画面を投影するHMD(ヘッドマウントディスプレイ:被る画像装置)は存在しましたが、そんなに大きく見えない上にピント調節もしづらいものでした。画面が大きくないのは、視界からはみ出てしまわないようにした結果でしょうし、ピントが合いにくいのは光学系が良くなかったからでしょう。
時代は進み、VRという形で視界からはみ出る大画面が実現しました。光学系も進歩してピントが合うようになっただけではなく、視線を動かして少しは周辺を見ることができる画角も得られました。Oculus Goのブラウザであれば1mくらい前に100インチレベルのモニターがあるような感じです。実はOculusVR社は、VRの一般的な使い道は動画試聴であるという調査結果を元にOculus Goを設計しています。そのことを開発の発表時に明言していました。回転さえ認識できればいいのでコスト優先で3DoFにしていますし、Netflixやhuluのアプリやその他動画試聴用のアプリを用意しています。よく「使い道が分からない」「飽きる」といったことを書いているメディア系のコラムを見かけますが、それは取材を怠っていることと無知であることを晒け出していることになります。ハイエンド機と比較して「スマートフォンと同レベルだから、スマートフォンを入れるタイプで十分」なんて言っている浅慮なバカもいますが、値段を見ろと。スマートフォンを入れるタイプも安物では光学系が貧弱でボヤけるし、視野角も酷いものですよ。まともな光学系を持つものは1万円を越えます。画素数だって違います。2560x1440のスマートフォンなんてそうそうないでしょう。スマートフォンのジャイロがすぐにずれていくこともストレスを助長しますので、決して同じと思ってはいけません。
動画試聴が主戦場とは言え、VRがゲームに向かないわけではありません。ちまたに溢れる、無理に臨場感を生もうとあちらこちらを見せるようなものは駄目です。酔うし、回転椅子がないとやってられません。ですが、テレビモニターより視界が広いことを生かすものや、前方120度程度の範囲で何か狙いを定めるようなものは楽しめます。ガンシューティングやレースなんかは好適ですね。戦闘機もいいでしょう。タイムクライシスなんて懐かしいタイトルをやれたらなと思ってしまいます。セガの前に進む疑似立体シューティングなんかもいいですね。意外に昔のタイトル復興なんて副作用があるかも知れませんよ。いや、日本のソフトハウスは頭の悪い10代をカモにする課金クソゲーにご執心ですかね。で、早晩潰れるか。
電車等の広告で見かける若い女の多くが不細工かサイボーグで気持ち悪い。こいつら何なの? しかも揃いも揃ってイモ臭い。迷惑なんですよね。メディアの凋落も際まれりということでしょうか。しかし、若い男はああいうのがいいのか? 旨い飯を知らず育てば臭い飯もご馳走ってことでしょうか。
その昔、ファミリーコンピュータ(以下、FC)というプラットフォームにドラゴンクエスト2(以下、DQ2)という理不尽なゲームがありました。ロールプレイングゲームですが、希薄なヒントと狂ったゲームバランスで、死にかけて文字が黄色くなることや仲間が死んで文字が赤くなるのは普通のことでした。一度も全滅することなくクリアできるわけがないくらいです。これには開発期間不足で設定を誤ったのが原因という逸話があります。近年の「未完成状態で売ってパッチで何とかする(大抵どうもできない)」という状況と似ていますね。ロンダルキア、その地名がトラウマの人もいるでしょう。私も自力でクリアできず、他人のデータでクリアした記憶があります。それもバグ技による「はかぶさの剣」を使って。そんな鬼畜ゲームがPS4でリメイクされているそうで、そのプレイ動画を見ました。
様相はFC版と異なっていて、重要アイテムが落ちている場所には印があったり、攻撃呪文のギラがグループ攻撃だったり(当時は単体攻撃だった)、レベル上昇が早かったり、敵モンスターのマンドリルやゴーゴンヘッドが弱かったり、ルーラやキメラの翼で行き先を選べたり(当時は「ふっかつのじゅもん」を最後に聞いた場所に強制的に飛ばされた)と難易度が低いのです。プレイしている方は若いようで、FC版のDQ2を知らないそうです。そのため難しいと言いつつ進めていました。しかし生配信時の視聴者コメントには「ずいぶん簡単になっているんだね」というものが多く、プレイヤーの方は驚いていました。
私は鬼畜なFC版以外はDQ2ではないと思っているので、数十年ぶりにFC版をやってみました。当時は子供だから難しく感じたんだ…ということは一切なく、敵出現頻度の高さ故に何度もピンチに陥りました。モンスター「スモーク」の呪文「マホトーン」によってこちらの呪文を封じられた状態で、仲間を呼びまくる大勢のマドハンドと延々と戦うなんてこともあります。体力回復がほぼ出来ない状態で何体倒したことか。逃げるという選択肢もありますが、失敗することもあります。失敗するとそのターンでは一方的にタコ殴りにされることになるので、戦い続けるのが延命策になり得ます。この窮地感が面白いのです。システム上の不便はありますが、それを補うイライラワクワク。あれをリメイクしてほしいものです。システムが現代的な使いやすさになれば最高ですよ。
小田急小田原線は終点の新宿駅に着くと、左右両方のドアを開けます。片方が降車専用でもう一方が乗車専用です。それを明確にするため、まずは降車専用ドアを開けて乗客を降ろし、10秒くらい経ってから乗車専用のドアを開けます。ところが、意地でも乗車専用のドアから出ようとするバカがいるんです。却って改札口に行きづらくなるのに。
本人が不便なだけなら間抜けだなあという話で済みますが、乗る客の迷惑になるんです。乗り口は降車する人がいない前提で配置されているからです。目の前に乗る人の列があるのに、そこから強引に降りるために10秒待つ。バカとしか言いようがない。こういうのは東京に来るなよ。
昼の都内は異常な暑さですね。この原因は何でしょうか。二酸化炭素じゃありませんよ。鋪装路? いやいや東京は昔からこんなものです。では車が増えたから? 確かに自動車保有台数は近年でも微増しています。ですが、昔の増え方から見るとごくわずか。しかも今はエコカーとやらでエネルギー効率が上がってますから、発熱源が増えたとは言えないでしょう。原因はエアコンです。
国内のエアコン市場規模はここ6年程およそ950万台/年で横這いです。一方、2017年に廃品回収された台数は約230万台。回収された不法投棄が数1,000台。ん? 幾ら何でも保有数が増えすぎですね。海外に転売とかされてるんでしょうか。電源は対応してるのかな? とにかく、家庭に存在するエアコンは増えていると考えるのが妥当でしょう。人口が緩やかに減っていても、設置する部屋が増えていると考えられます。少し前までは一家に1台でしたが、今はそうではないでしょう。では、これらが温度交換したらどうなるかですよ。効率が5だとすると消費電力量による熱が足されて、移動した熱量の1.2倍になります。しかも、今はエアコンをつけっぱなしでしょ? 家の断熱効果も高い。これ、効率の観点ではいいのですが、家から出した熱を外に置きっぱなしにしてるんですよ。つまり、気温が昔より高いのは当たり前ってことです。で、暑くなるからエアコンの仕事が増して外を更に暑くする。悪循環に陥ってます。真実を突きつけられても必死に車のせいにする人がいるんですよねえ。
世界の平均気温は近年完全に横這いです。でも夏が暑くなる傾向にある。ということは、他の地域が冷えているか日本の冬が寒いってことです。これは後者でしょう。寒い地域ほど局所的に積雪量が増えてますよね。これもエアコンで説明が付きます。
立地が余程不幸でない限り、窓を開けていれば室温は31度程度で済みます。風の通り道を作って、麦茶やスポーツドリンクを飲んで扇風機をつけていればそれほど苦痛ではありません。ところが、隣の家のエアコンが頑張りだした途端に暑くなるのです。あれは公害という他ない。隣家に近い窓を閉めて風の通り道を変えます。あれは最悪です。冬は寒くなるしねえ。一般家庭のヒートポンプを禁止したらどれだけ楽になることか。外と職場の気温差も異常。10度くらい差があるから、凍えます。ああいうやり過ぎも禁止して欲しいものです。
温暖化は止まっていて、日本の気温の触れ幅が異常だということ、そしてそれがエアコンによるものであるということは多くの阿呆にとっては不都合な真実のようで、「北極の氷は減っている!」「エアコンは北極にはない!」「エアコンを使わないのは異常だ!」と始まります。こういうバカは消えて欲しいものです。まず、北極の氷は増えているんですよ。北極において面積は減少しつつも、厚さが増しているのです。しかも氷山などなかった地域にまで発生している始末。尚、南極の雪は減っている地域と増えている地域でバランスしています。仮に減っていたとして、エアコンが関係ないと言えちゃうのも凄い。熱源が一ヶ所にまとまって発生したら、気流が変わって他の地域にだって影響します。蝶の羽ばたきが遠くで竜巻を起こす可能性があるほどカオスな系であるという「バタフライ効果」を知らないんでしょうね。憐れな知能と貧相な知識に同情すら覚えます。断熱効果の高い家で低い温度設定にする奴こそ異常です。手前が異常気象の根源だと分かろうともしない鬼畜ですよ。
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