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体重が増えてきてしまったので、数ヶ月ぶりに自転車トレーニングを行いました。数ヶ月前に乗ったときも久々だったのでリハビリ状態でした。つまり今回は更にリハビリ度が増すことになります。ところがですね、合計30kmをあっさり走りきってしまいました。結構風が強く、向かい風になると以前であれば20km/hも出せなくなるような抵抗でしたが22km/h出てしまうという事態。
帰宅後にその理由を考えてみました。5月から上り列車で都心部に通勤しています。それまでのように座るなんてことは当然ありませんし、踏ん張ることが多くなりました。おかげで靴へのダメージが小さくありません。それを一月経験して、脚力と体力が強化されたようです。以前は駅から職場まで早歩きで20分かかっていたのですが、そんな運動よりも満員電車のほうがいい運動になるみたいですね。
私は商魂のみで車に対する愛の欠片も感じられないトヨタが大嫌いです。今までラリーやF1でズルもやってますし。しかし、WEC(世界耐久レース選手権)では応援しています。
世界三大レースの一つ、ル・マン24時間レースはWECの一戦に組み込まれており、トヨタも参加しています。昨年は優勝間近の残り3分で故障して敗北という劇的な幕切れを迎えただけに、今年も気合い十分。小林可夢偉が予選でコースレコードを2秒も縮める驚異の走りでポールポジションを獲得しました。その気合いはJ-SPORTSの放送を半分無料配信するというところにも表れています。計算用に買った小型PCを大型モニターに繋いで観戦させていただきます。
トヨタは3台体勢で、7号車が1位、8号車が2位、9号車が5位でスタート。ライバルのポルシェは1号車が2位、2号車が3位。序盤で8号車が1号車に抜かれたものの、2号車がトラブルでピットで長い間修理したことでトヨタは1,3,4位といういい状態。3位の8号車も2位を狙える状況になってきて…というところで配信終了。寝ます。
翌日午後、また配信が始まったので見ます。7号車リタイア。9号車リタイア。8号車総合30位。え? どういうこと? と軽く混乱しながらwebニュースを見ると8号車はバッテリー過充電になってしまいピットで修復して後退。7号車は現地夜、可夢偉が乗っているときにマシントラブルでストップ。9号車は追突されてタイヤバーストしたにもかかわらずスピードを出しすぎて車体破損。修復した8号車だけが走っていたと。車もチームもお粗末だったようです。残念。
そうなるとポルシェの1号車が総合首位を走るわけです。ところがですね、昼を迎える前だったでしょうか、この1号車も故障でストップ。乗っていたのは日本に馴染み深いアンドレ・ロッテラー。SuperGTではトヨタのドライバーですが、ここでは脅威のライバルとして立ちはだかっていました。そんな彼が呆然とする様が印象的です。そのヘルメットには日の丸。これによりとんでもないことが起こりました。トヨタとポルシェがしのぎを削るLMP1クラスが最速で、その下にLMP2, GTE Pro, GTE Amが存在します。そして今総合首位はLMP2です。ジャッキー・チェンが所有するチーム。過去にもこういうことはあったそうですが、これが総合優勝じゃ締りません。ポルシェの2号車に総合優勝してもらわないと! トヨタを応援するために見ていたのにポルシェを応援することになるなんて…。
2号車は無事、支那感溢れる雲のようなデザインの車(正直、ダサい)をパスして優勝。トヨタは…もうレースやめたら? あれじゃハイブリッド車の宣伝どころかヤバさ露呈じゃないですか。苛酷なレース環境とは言え、過充電って…電圧監視なんて一番簡素な制御系ですよ。お家芸のカイゼンって、課題が発生しないと意味が無いんですよね。レースはあらゆるトラブルを想定し、限られた金銭、能力、ルール、時間でできるだけ潰して速く、完走する確率を最大化するものです。これができてないんだろうなと思わされる結末でした。残念。
クラウドファンディングで予約していた骨伝導イヤホン「EarsOpen」が届きました。
品質改良で発送が予定より一月遅れたのかな。このシリーズには補聴器としての調節機能を有した高価なものもありますが、私が購入したのは、スマートフォンに対応したタイプの有線バージョン。一番安いものです。Early Birdで6,500円だったかしら? 普通に買うと恐らく9,900円くらいですよ。
箱の中身は「ベロ」で引き出しやすくなっています。各社、真似するように。
中身はこんな感じ。
本体、パッド各種、巾着。
このイヤホンの特徴は、当然耳を塞がないので外の音が聞こえることです。外で使っても安全ということになるでしょう。また、音質追求で「ハイレゾ級」の性能があるとのこと。イヤホンではなく骨伝導なので、周波数帯域の要件を満たしていてもハイレゾって謳えないらしいです。もう一つの大きな特徴は、アンプを積んでいないということです。アンプを積んでいないとなかなかゲインが得られないんですが、その必要が無いということなのでしょう。あれって結構邪魔なのでありがたいことです。
さあ、聴いてみましょう。ん? シャカシャカいうだけであまり聴こえないぞ。プレイヤーのボリュームを上げましょう。ああ、やっぱり結構音量を上げないとちゃんと聴こえないのね。音質は…低音が厳しいですね。BGMとして聴くのには悪くありませんが、これで「ハイレゾ」ってのは強引過ぎます。耳たぶの上の窪みに引っ掛けて聴くのですが、それだと軟骨との接触面積が小さいように感じて、少し上にずらしました。耳たぶをクリップする機構なので、引っ掛ける必要は無いんです。ああ、これでそこそこゲインが得られます。でもハイレゾ…ではないなあ。高音域は悪くないけど、特に低音域のダイナミックレンジが取れてるとは思えません。無論、音場や定位感、音の分離なんて議論するレベルじゃありません。
私は自転車に乗りながら使いたいんですよね。そこで実際に使ってみました。えー、スマートフォンの音量を最大にして、更にイコライザで低音を持ち上げてやっと聴こえるレベルです。向かい風が吹こうものなら、何も聴こえませんよ。屋外ではアンプがないのは厳しいですね。一応、ブースト用の専用アプリがあるのですが、Xperiaには無効なようです。話になりませんね。自転車に関しては、以前購入した「AfterShokz AS400」が好適ですね。これはヘッドホンに近い形状で、アームを首の後ろに持ってくるタイプです。
こめかみではなく耳のすぐ前の軟骨付近にパッドを置くのがポイント。風切り音を防ぐガードにもなっているようです。うん、EarsOpenは会社のデスクワーク用にするしかないですね。声をかけられてもすぐに反応できますし。もちろん、音楽を聴くのが許される職場でなきゃ駄目ですよ。
自転車トレーニングの復活に加え、家で踏み台昇降運動も始めたところ2週間で1kgの減量に成功したようです。食事の量は変えていません。この2年くらい、如何に運動していなかったか痛感しました。
7月から新しい職場に行きます。転職したわけじゃないんですけど、社内でも部署によって文化が大きく異なるので別の会社みたいなものです。勤務地も変わるので、各種手続きのフォーマットが変わらないから楽ってだけですね。
知らない分野の仕事になるので、これは楽しみですね。もう若くないので特に不安はありません。オッサンになる利点ってそういうところなのかも。今となっては愛社精神の欠片も無いので、全然完璧にこなす気は無く気楽に楽しませていただきますよ。それで金がもらえるんだから、ねえ。
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