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(09/Jun/2016)

さらばOpera

 webブラウザのOperaの開発元が中国企業に買収されることとなりました。AndroidでOperaを使っていましたが、セキュリティ上の懸念事項となりますので、アンインストールしました。

 じゃあ、ブラウザは何にするの? という話になります。…困りました。cssやjavascript等で特殊なことをしているページが結構多く、使い物にならないブラウザが多いんですよね。やはりfirefoxかなと思いますが、CPU負荷が大きいみたいで本体が意外と発熱します。でも、まともに動作するブラウザが他に無いようですね。


(12/Jun/2016)

女教師に手を出す男

 さあ、ときメモ2を続けてやってみましょう。幼年期に近所の中学生のお姉さんだったお方がラスボスだそうです。彼女は主人公が高校3年生の時に教師として赴任してきます。名は麻生華澄。赴任の半年前からしか交流できないので難しそうです。先生なのでクリアに必要な学力パラメータが高いだろうと思っていたら、実際そのようです。コマンド実施のついでに上昇することがある程度の「根性」も例外ではないので、華澄先生登場までの間はひたすら勉強と運動に励みます。「信長の野望」における畠山氏ほどの絶望感は無いにしろ、楽ではなさそう。

 このゲームでは放置されてる娘の心に次第に爆弾が生まれるという要素があります。友好度の画面で鼓動する爆弾が表示されるのです。放置する程鼓動は速くなり、最後には爆発します。すると主人公がその娘を傷つけたと言う噂になって、全員の友好度が暴落します。女の口コミの速さをリアルに表現するな! 爆弾が点くと「良くない噂が広まっている」というメッセージが出るので、誰の爆弾なのかを友達の匠君に聞いて、デートに誘って消さなければなりません。めんどくせー。

 更に厄介なのが、正ヒロインで主人公の幼馴染の陽ノ下(ひのもと)光です。こやつは勝手に惚れてくるので、狙っている娘よりも友好度が高くなる危険性があるのです。一度もデートしていないのに3年目に「ときめき状態」になるサイコ娘です。外見が爽やかなだけに怖い。ならば、華澄先生の登場前にこいつの爆弾を爆発させればいいと、やってみました。連鎖的に他の娘達も爆弾が点いてその処理に追われ…失敗。

 もう、攻略サイトに頼りましょう。曰く、華澄先生は吹奏楽部の顧問になるので初めから所属しておけ。3年生になるまでは平日の部活以外のコマンド実行で女の子との出会いが発生するからやめておけ。勉強と容姿磨きは休日だけ。光ちゃんの爆弾防止用のデートなど時間の無駄。そこで考えました。運動部は第3日曜日に活動があるので、この日に誘えば部活を理由に断ってきます。十分爆弾防止になり、勉強に集中できてトップクラスの成績になります。根性だけはなかなか上がらないので3年生になったら運動しまくりましょう。とは言うものの、先生登場後はデート乱発が必須です。これで3年目の5月中に華澄先生がときめき状態一歩手前まで来ました。が! 光ちゃんがときめき状態でデートに誘ってきました。うっとりした顔が本当に怖い。断れば爆弾でしょう。あ、デート中の会話で怒らせればいいんだ。これが効を奏して、ときめき状態解除。無事、先生だけがときめき状態になって結ばれました。これは恋愛じゃなくて戦略のゲームなんですね。尚、主人公は芸術パラメータが高くて、進路としてウィーンに留学というものが出てきました(笑)。一流大学に余裕で合格する頭脳、素晴らしい容姿、異常なまでの運動能力、半端ではない根性を備えた演奏家になるのでしょう。

 主人公は「華澄さん」と呼ぶのですが、途中で呼び方を「華澄」にしてみたら「あ、その呼び方、嬉しいけど学校では駄目よ。二人だけの時にそう呼んで。ね?」だそうです。うーん、素敵で危険な香り。考えてみると、まともな娘がいない気がしますよ。琴子:高圧的な和マニア, 茜:全然勉強しない, 光:サイコ爆弾魔, 華澄:赴任直後に生徒に手を出す…。他にはもっとおかしいのがたくさんいます。あー、もういいか。正ヒロインを攻略してないけど。


(13/Jun/2016)

パワプロ3

 ときメモ2をやっていて思い出したのが、同じコナミの「実況パワフルプロ野球」通称パワプロのサクセスモードです。プレイヤーは新人選手となって、素振りやノックといったコマンドを実行して各種パラメータを上げて成長させていくというものです。3年間で1軍に昇格するのが目的です。コーチからの評価が上がると2軍の試合に出られ、そこで活躍を繰り返すと監督の評価が上がって1軍に上がるという寸法。成長システムや期間もそうですが、2軍の試合ってのはデートして会話の選択肢で友好度を上げて…ってのと同じですね。サクセスモードは私が持っているパワプロ3から採用されたシステムです。今は恋愛の要素もあるのでしょうが、当時は実にシンプルでした。じゃ、やってみますか。

 昔、ほぼ三振しない俊足アベレージヒッターを作ったのですが、カセット内臓の電池が消耗したためそのデータはありません。今日はそれ以上の選手を作ってみましょう。前は三振防止のためにミートカーソルを8まで広げましたが、無駄に大きいので6に留めます。コマンドで筋力、俊敏性、技術のポイントを貯めて、パワーや守備力を獲得していきます。パワーなら筋力のポイント、守備力なら俊敏性と技術のポイントを消費します。同様に「パワーヒッター」や「バント○」なんていう特徴も獲得できます。このシステムはときメモと違いますね。また、実行するコマンドによってはポイントが減るので計画的に成長させましょう。例えば筋トレは筋力が大幅に上がりますが、俊敏性が落ちます。うん、ときメモと同じ感覚で遊べる(笑)。

 選手の能力はパワー、走力、肩力、守備で示され、それぞれA~Fまでランクがあります。ミートカーソルは2~8のサイズがあるのかな? イチローならパワーB、走力A、肩力A、守備A、ミートカーソル7という具合。ここまで育てるのは不可能! 何しろ、スタートがパワーE, 走力D, 肩力D, 守備D、ミートカーソル2とかですからね。ここは特徴をいろいろ追加していきましょう。ちなみに、試合で活躍しすぎると成長しきる前に1軍に昇格して終わってしまうので、そこらへんの調整が必要です。勝手に惚れる光ちゃんの対策に近いですね。

 ときメモの経験が活きたのか、無駄の少ない育成ができてパワーB、走力B、肩力B、守備B、ミートカーソル6で、特徴が「アベレージヒッター」「流し打ち」「パワーヒッター」「バント○」「対左投手○」「チャンス○」「内野安打○」「盗塁○」と、てんこ盛りになりました。ほぼ三振しない俊足パワーアベレージヒッターチャンス男で、バントも守備もOKという良く分からない選手です。しかも外野手なので使い勝手がいい! イチロー並の選手になったかな?

 あー、楽しかった。


(16/Jun/2016)

VR体験

 ワタクシはAndroid5.1のスマートフォンを持っているので、VR用のレンズ付きケースがあればVR体験ができます。そのケースを探してみたところ、Amazonくらいしか品揃えが無いんですね。中華系から中華系まで怪しいのが多い。中華系しかないのね。価格は3,000円前後が多いものの、10,000円くらいのものも怪しいんです。やはりレビューを見ると地雷多数。地雷でなくとも使い勝手に難のあるものは多いようです。そもそも、スマートフォンをケースに入れてしまうと操作が出来なくなるのが当たり前というジャンルですからね。レビューもサクラが混じっているので、選ぶだけで一苦労ですよ。逆に「マニュアルが英語なので分からない」とかで評価の低いものもあります。…お前はwebで買い物するな。

 いろいろ吟味して「まとも」そうなものを買ってみました。立て付けはしっかりしているようです。


名称はSmartTap。


スマートフォンの放熱を考慮して前面パネルを取り外すことが出来ます。


前面を扉のように開いて、その扉の内側にスマートフォンを設置します。


接眼部はポリウレタンのクッションがしっかりしています。ポリウレタンなのでそのうち加水分解しちゃうんでしょうね。

 スマートフォンを挟む機構は自由度と剛性のバランスが良く、簡単に思った通りに取り付けできます。イヤホン等のケーブルは横から引き出せます。ただ、これ油臭いですね(後日全体をウエットティッシュで拭いて、一晩外気に晒しておいたら問題なくなりました)。では、youtubeで攻殻機動隊のVRティザープロモーションを再生しましょう。設定でcardboard(段ボール:googleの段ボール製ヘッドセットの名称)を選べばOK。扉を閉じて頭にセット。ヘッドバンドも苦痛はありません。鼻の部分から光が僅かに漏れてそこを覗くと手元が見えます。その方が安全なのでいいでしょう。レンズの調整はレンズ間距離と前後位置があります。左右個別ではないのですが、特に問題なくちゃんと立体的に見えます。上下左右を見ればちゃんと視界が動きます。スマートフォンのジャイロを使っているんですね。でもタイムラグがあります。CPUパワーを食うんだろうなあ。そのせいか、次第にセンターの向きが現実と仮想空間でズレていきます。

 とりあえず色々な動画を見てみました。実写ではもっと進歩すれば旅行した気分になるかも知れませんね。動き回るのは自動で、首だけ振る感じで十分かな。部屋で歩き回るのは危険極まりないですし。そしてCGはさすがに親和性が高いですよ。キャラクター同士が私を挟んで睨み合うなんてのは臨場感があります。ちょっと歩き回るアプリも試してみましょう。崖の上に家と庭があって、そこを歩き回るというものです。向いている方向に自動で進むようです。やはりこれが一つのあり方でしょうね。庭から崖下を見ると海が見えます。遠くに見える島など、いい景色です。

 ここまで体験して分かったことが2つあります。一つは、人は首を動かすのと同時に目を動かすことで首の回転角を最小限に留めているということです。VRヘッドセットではそうはいきません。ほんの少し横を見たいだけでも首をしっかり動かさないといけないんです。ヘッドセットの視界が広がれば解決しそうなことではありますが、結構重要に思います。4.7インチなんて小さいスマートフォンを使っているからだろうが! と言われればそれまでですね。もう一つは、人はそんなに振り向いたりしないということです。VRをしっかり体験してもらうためにと振り向くことを強要しているのでしょうが、苦痛です。首を動かすのはワンアクションですが、振り向くというのは足で反転するという動作に繋げる必要があります。これが意外と面倒ですし、座っていてはできないんですよね。この2つの問題に対してはコントローラで視界を回せるようにすればいいですね。

 Oculus RiftやPS VRでは上記の問題に対処してくることでしょう。そして、親和性が高いのは乗り物であるという答えに行きついていることでしょう。進行方向を決めるのは乗り物の操作、すなわちコントローラです。VRヘッドセットの仕事は視界を広げることです。戦車でもモビルスーツでもレーシングカーでも横を見られるようにすれば楽になって楽しいことでしょう。最近提案されているような、歩き回るようなゲームはイベント会場以外では普及しないと思います。

 歩きまわったりするゲームを普及させる手段は、自分の前の現実の視界にゲームを重ねることですね。それはエプソンのMoverioのように半透過でもいいですし、ARでもいいわけです。スマートフォンのカメラを使えば現実の視界は映し出せます。


(19/Jun/2016)

VRの限界

 もう少しVRのゲームを試してみました。プレイヤーが向いている方向にどんどん進むシューティングを二つ。あのね、酔う(笑)。特に宇宙での戦争のゲームでは上下移動も激しいので、論外です。ハードウェアよりもソフトウェアが発展途上という感じ。さあ、PlayStationVRではどうなることか。


(21/Jun/2016)

まだまだVR

 今のXPERIAはPS3コントローラを接続することが容易です。一度USB接続すれば、あとはBluetoothでOK。ということで、コントローラを必要とするVRアプリを試してみました。Incell VRというゲームです。ヒトの細胞の中で乗り物を操縦してウイルスを退治するというもの。進むのは自動で、方向を決めるのにコントローラを使います。一気に上に旋回しつつ障害を避けたりする必要があるので、行きたい方向を向いて安全確認します。そういうことができるとストレスなく遊べるものだと再確認できました。単純なゲームですが、動きを楽しめますよ。ゲームパッドとVRヘッドセットをお持ちであればお試しあれ。

 他のコンテンツで痛感したのですが、やはり使っているうちにセンター方向の角度がずれていきます。酷いときには、当初の真正面を向くために右斜め後ろを向かないといけなかったりします。私の端末がお粗末なのかと思っていたのですが、発熱が凄いためにジャイロが狂うそうです。4π2ステラジアンの計算と2画面表示をし続けているので、発熱は凄いものです。バッテリー消費も。配線が一切延びていない状態なのはすこぶるいいのですが、こういった問題に直面しちゃうんですね。しばらくは、配線の延びたOculus RiftやHTC Vive, PlayStation VRといったものがこの業界を牽引するのでしょう。スマートフォンはまだまだ「なんちゃってVR」でしょうね。普及を考えると、スマートフォンが妥当だとは思うのですが。

 スマートフォンでも、動画なら何とかなります。物件の中を動きながらRicoh thetaで撮影したものをyoutubeで公開すれば不動産取引の大きな武器になると思います。何回同じ動画を見ても、視点が異なれば得られる情報は変わってくるので、動画視聴のスタイルも変わることでしょう。一回見れば終わりではないというのは面白いと思います。


(25/Jun/2016)

斜視

 懲りずにVRの話ですが、VRで斜視になるという症状が報告されています。詳細なメカニズムは明らかになっていないようですが、VRが原因であることは確定的だとか。4歳児が赤青タイプの3D映像を一回視聴しただけで斜視になり、手術をするまで回復しなかったという事例があるそうです。

左右の目で別々の映像を見ることで、各々の目と映像を結んだ線の交点に像を感じるというのが立体視の仕組みです。そしてもうひとつ、人間は映像の映っている面に目の焦点位置を合わせます。そうしないとボヤけてしまいます。この焦点位置と像を感じる位置がずれていると脳の処理が通常とは異なって混乱してしまい、斜視になるのではないかということのようです。特に子供のうちは立体視に使う細胞が未発達でこの影響が大きいそうです。そのためどのVRも12歳付近を境に、それ以下の年齢での使用を禁じています。大人でも斜視にはなりうるのですが、数日で勝手に治るのでOKだとか。毒と薬は表裏一体で、逆にこれを利用して斜視を矯正したという話もあります。

 大人は心配ないと言っても、脳の処理が通常と異なるのは疲労に繋がります。ではどうすればいいか。像を感じる位置と目の焦点位置を一致させればいいのです。普通は像を感じる位置が画面上ではないので不可能に思えますが、目と画面の間にレンズを入れればOK。目と映像を結ぶ直線上にレンズの中心が来て、目とレンズを合わせた焦点の位置が画面上に来た際に、目単独の焦点位置が像を感じる位置に来るように調整できればいいのです。

 調整したいのはレンズの左右位置と焦点距離ですが、レンズの焦点距離を振るのは困難なので画面の前後位置を振るのが妥当でしょう。遠くにすれば、像を感じる位置も目の焦点位置も遠ざかりますが、後者の方が大きく変化するはずです。ということで、VRヘッドセットを買う際にはレンズ間距離とスマートフォンの前後位置を調節できるものを選びましょう。


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