私の作曲意欲を掻き立ててくれた音声合成ソフトCeVIO Creative Studioの製品版が9/26に発売されました。ヤマハの波動砲とでも言うべき初音ミクV3が発売日をぶつけてきたので死に体に見えます。歌声のバリエーションが増えるまでは生き延びてもらいたいところ。男声は必須でしょ!
早速購入してみましたが、細かい調整ができて人間っぽさに磨きをかけられるので、なかなかいいと思います。声質が子供から大人まで振れるのも素晴らしい。インターフェイスはもっと練るべきだと思いますが、悪くはありません。
楽譜のファイルであるSMFを読み込ませると、自動でピッチの揺れ(音程のちょっとしたずれ)や声の強弱を生成してくれます。この時点で曲を随分理解してくれているようです。これは無料版でもやってくれることですが、視覚的には分からない部分でした。これを見ると、開発者インタビューにあった「歌手にとりあえず歌わせる感じ」という言葉に納得できます。作曲者のイメージから外れている部分について「ここはこのリズムで」「この部分は溜めて」「ここは強く」「最後はビブラートなしで」「サビの始めはしゃくらせて」という指示をしてあげます。歌い手のキャラクターである「さとうささら」に言葉で指示できれば楽なんですが、それは無理なのでタイミング・ボリューム・ビブラート・ピッチを弄ります。自由度が高いので、どうなるのか考えながらの作業になります。苦痛ですが、うまくいくと人間っぽさが増すので楽しくもありますね。音痴にもできます。
完成したら音声ファイルを出力して、作曲ソフトに取り込みます。各楽器パートとの音量調整を行います。ここで眠くなってきて、人間が歌っているものと錯覚し、この歌手誰だっけ? という具合にボケてました。
お喋り機能は「ささら」を含む女声2種類と男声1種類。正直言って女声は区別がつきません。男声はしっかりした声で使い勝手が良さそうです。これも活用したいと思います。
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