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(24/Jun/2013)
何故和民なのか
 自民党がワタミ創業者の渡辺美樹を参院選の候補にするという話でしたが、何故なんでしょう。私はブラック企業という言葉が好きじゃありませんが、そういう評判の会社を作った人間を擁立するのは逆効果でしかないと思うのです。実際の人となりがどうであれ、避けるものでしょう。政治の能力なんて未知数なんですから。
 それにしても、今まで報じられてきた言動(会議中の「そんなにダメなら6階から飛び降りろ」、社員の心得の「24時間死ぬまで働け」、事故で死なせてしまった養老院利用者の家族に「そんなに1億円が欲しいのか」)が本当であるなら、彼はおよそ社会生活を送れない落伍者ですよ。起業ってのはそういう輩の一つの逃げ道「お山の大将」なので、彼が落伍者でないとは言えません。まあ、これで自民党が懲りる結果になれば安易な消費税増税はしないでしょうから、彼の存在は有益なのかも知れませんね。
 私がブラック企業という表現が嫌いな理由ですが、劣悪な勤務環境を社員全員で改善しようともしないのがアホらしいというのと、赤字なのに役員報酬をもらっているバカがいる会社をそこに含めていないためです。

(27/Jun/2013)
自民党以外の解がなくなった
 参議院で、電気事業法改正案と生活保護法改正案をはじめとした8法案が廃案にされました。野党が安倍総理への問責決議を通したからです。この問責決議の理由を尤もらしく野党やマスコミは言っていますが、そもそもは民主党による0増5減を邪魔する動きが問題でした。民主党の議長による職権濫用に対抗して欠席したわけです。0増5減を推していたのは民主党なんですがね。
 しかし本質はここにはありません。野党は生活保護法案の改正を阻止したのです。これが大きな問題です。日本国民の血税を無駄にしている現状、真に已む無き事情で生活が困窮している人に支給されない現状を是としたということです。民団の外郭団体と言ってもいい民主党がこれに合意したのが不思議でしたが、何のことはない。自民党を油断させておいて、採決直前に裏切るという稚拙な作戦だったわけです。参議院選挙を控えての愚行ですが、これによってみんなの党・日本維新の会・共産党をはじめとした野党全てが在日の生活保護を是としていることが明らかになりました。  電気事業法の改正も重要です。発送電分離を果たさない限り、電力の自由化は成し得ませんし、ムラの形成によるコストのずさんな管理や原発の危険な運営は解消できません。国を憂えるのなら、この2法案は是が非でも通さなければならなかった。しかし、野党は挙ってこれらを潰したのです。審議で反対票を投じれば参議院選挙で苦しくなる上に、衆議院で際可決されますから、審議にすら持ち込まず廃案に追いやったわけです。その為だけの問責決議でした。私はこいつら全員が許せない。自害すべきものとすら思っています。
 消費税の増税は全く不要なもので、絶対に阻止しなければなりません。そのために私は参議院選挙で野党に投票するつもりでした。ねじれを維持すべきと思っていました。しかし今回の件で、全野党が腐っていると確信できたので、自民党に入れます。すなわち、参議院は要らないということです。税金の無駄でしかない。今後、議席数の削減を進めるに当たっては参議院の廃止を謳えばいいのではないでしょうか。
 それにしても、消費税増税をどう阻止するか、これが問題です。


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