私の夏休みの目標は、上杉謙信ゆかりの春日山城と新発田城を見てくることです。春日山城は山城で、しかも跡地に過ぎないものなので難易度:高です。更に、新発田城との距離が結構あり、鉄道も不便です。そんなところに行くまでに経験を積んでおく必要があります。ということで、GWは武田信玄の躑躅ヶ崎館と深志城(松本城)に行くことにしました。しかしながら、家族に風邪をうつされてしまい、3日間は何もせず。そんな折、天気予報を見ると、GWの残りの天候は悪い模様。ならば天候が悪くなる前に行くべしと、昨日夜になって松本の宿泊先を予約。意外に取れるものです。急だったので、交通に関しては余り調べてません(^_^;)
ここまで無計画なのは初めてです。夏はこうは行かないでしょう。とにかく2時間の旅路に向かいます。立川に着いた頃には雨が降り始めていました。さて、躑躅ヶ崎館すなわち甲府はどうでしょうか。晴れ男の効力や如何に。取り合えず「かいじ」に乗ります。特急料金900円。新幹線を考えれば安い安い。ん、天気予報が変わってる! 向こうも午後は雨? うひゃー。
躑躅ヶ崎館改め武田神社に向かう道は、甲府駅から一直線。約2kmの緩い上り坂です。途中には、箱根駅伝でその名をよく聞く山梨大学があります。武田神社は本丸と周辺の曲輪から成っていて、城こそありませんが様子はイメージしやすいと思います。宝物殿には、何故か上杉謙信の軍旗「毘」が飾られています。えー、第四次川中島合戦にて、山本勘助の啄木鳥戦法を見破った謙信(当時は政虎)が旗だけ残して兵を動かしていたと。誰もいない陣に着いた高坂昌信がこの旗を入手したそうで…ええ? 山本勘助は存在が疑わしいし、啄木鳥戦法は兵法学のセオリーに反しているので創作だと言われてゲホンゲホン。政虎が密かに移動していたのは本当なんでしょうかね。そうなると、混戦になって政虎と信玄(当時は晴信)の一騎討ちも有り得ないことではない…?
武田神社を一回りして、信玄の墓にも行きました。江戸時代に発掘されたそうです。墓前の屋根に千社札が貼られていたんですが、あれはないでしょう。ここまでは小雨が瞬間的に降っただけで、あとは曇り時々晴れでした。
続いて松本に行きます。甲府駅付近は何もないので、明日見る予定の深志城の側まで行ってしまおうということです。明日は確実に雨。ならば、城内部以外は今日中に堪能してしまえ! 名古屋城と違って、内部以外は無料。二の丸跡も見られちゃう。やるな、国宝! 宿に向かう前に町並みも堪能してしまいます。歴史を意識させるものと近代的な店が品良く融合していますね。
宿は前述の通り前日予約なので、ミステリープランという奴です。どんな部屋になるか分からないんですよ。最低の部屋で構わないので、何の不都合もなし。で、部屋に行ってみると…おおおこれはツインという奴じゃないですか。これでこの時期に6,100円はいいでしょう。素晴らしい。温泉付きだし♪
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