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2008年11月の日記


(04/Nov/2008)
TK
 TKですよ。どうしてもヒートシンクと板金が必要になって秋葉原に行ったついでに、TsuKumo…九十九電気に寄ってみました。民事再生法適用と言えど、客の入りはなかなか。でも半導体メディアの価格を見て驚きました。4GBのMicroSDが980円ですよ。8GBのUSBメモリも3,000円台。そりゃ経営も立ち行かなくなります。周辺の店も同じような値付けで過当競争の様相ですね。既に買う必要がない人も多いんじゃないでしょうか。これは厳しいでしょう 。
 あ、逮捕された人? そっちのTKはどうでもいいや。音楽を聴く人間のレベルを下げた奴は消えて良し。

(05/Nov/2008)
Officeの使い手
 MS Officeって能力検定があるじゃないですか。ただの道具を使いこなせるかどうかの能力検定というのも滑稽じゃありませんかね。例えば、私の業界じゃ一列に数十万個のデータが並ぶCSVファイルを扱うことが結構あります。これを解析して標準偏差やp-p/Avg、移動平均などを算出しますが、単に検定資格があるだけじゃどうにもなりませんね。何らかのマクロ機能を持つ文書エディタで開き、加工してからExcelを使うとか、素早く簡単に加工するソフトを作るとか出来ないとダメ。だって、Excelがクソで巨大なウナギの寝床データを扱えないんだもん。
 PowerPointに至ってはもっと滑稽。プレゼンが上手くない限り意味ないし。逆に上手ければPowerPointなど使いこなせなくても構いません。
 Wordは…どうでもいい。

(07/Nov/2008)
ちゃりんこショー
 今日から幕張メッセで自転車の展示会、サイクルモードが開催されます。自転車なんてスペースを食わないんだから、幕張である必要がないと思うんだがなあ。それはともかく、この展示会は見せるだけ見せて終わりのモーターショートは違って、試乗ができます。狭いコースではありますが、感触をつかむことは可能。もっとも、混雑して速度が出せないので、本格的にロードレーサーに乗ろうとするマニアでは何もつかめないと思いますが。
 私の愛車のメーカー、GIANTは出展しないようで拍子抜けですが、他社を見て楽しもうかと。どうやらマニアには馬鹿にされるメーカーのようで、数を売ってるだけのイメージなのかな? 車で言えばトヨタ? いやあ、トヨタか…きついな(笑)

(10/Nov/2008)
痩せない模様
 自転車の展示会であるサイクルモードに行ってきました。自分のヘルメット持参で。正直、ヘルメットを持参したりサイクリングウェアを着ていたりするのってバカだと思うのですが、試乗の度に使い回しのヘルメットを借りるのも嫌なので致し方なし。キモいバカで結構。それはともかく、会場で驚いたのがデブの多さ。しかもその殆どがそれなりに本格的に走っているようで、仲間内でマニアックな会話を繰り広げている様子。…痩せねえんだな、自転車って。
 自転車競技の有名な選手らしい人が多数トークショーをやったり、名高いメーカーのカリスマ社長さんらしき外国人がブースにいたりして皆写真を撮りまくっていました。全然分からん(笑)。それよりもTREKというメーカーで催されていた、カーボンフレームの成型方法のプレゼンが面白くて。エンジニアはああいうものが好きです。そしていろんな自転車を見てその構造の個性を楽しんできました。
 車に折り畳み自転車を入れて出かけるのもいいかなと思って探してもみました。昨年と違って安いモデルも充実しており、現実味を帯びてきましたよ。DAHONというメーカーには4万円なんてのもあるのは素晴らしい。折りたたみ自転車は大概タイヤが小さくてホイールベースが短いので、ハンドリングが過剰にクイックになってしまい挙動に馴染めないのですが、数社ある中でDAHONは問題ないレベル。もっとキャスター角をつけても良いんじゃないかとは思いますが、あの感じなら文句なし。
 私の自転車はちょっと太めのタイヤでサスペンションがついているクロスバイクなので、多少乱暴に走っても平気なのですが速度が出しにくいという欠点があります。そこで、タイヤが細くてサスペンションのないクロスバイクやロードバイクも試乗しました。驚くほど簡単に加速できますよ。…ま、今のままの方が脚力は鍛えられるからいいや。
 買う気のないマウンテンバイクも試乗して、凹凸の激しいコースを楽しみました。浮いた瞬間にペダルから足が離れて冷や汗をかいたり…。
 ありゃなかなか楽しめますよ。高価なモデルを見定めようとしているマニアにとってはあの混雑した試乗コースは腹が立つでしょうが、試乗目的だけで行くのも悪くありません。ただし、安全に留意して走ること。コースを塞いでいたり急に進路変更したり、真後ろに人がいるのにブレーキテストをするのは論外。

(10/Nov/2008)
役人を舐めるな
 麻生総理がばら…緊急の金支給について「富裕層が要らないというのであれば、返金していただいても結構」というような発言をしたようですが、ダメだって。役所の連中が着服するに決まってるんだからさ。どうも世間の平均年収を見る限り、私は今のところどちらかと言えば貧困層ではないようです。確かに、1万円少々もらっても嬉しくない。嬉しくないけど貰いますよ。経済を回すために。今回の件は生活保護じゃないと理解しています。
 麻生の迷走は周囲があらゆる思惑を以ってうだうだ意見するのが原因だろうと思いますが、ここは一喝して早急な景気対策をやるんだ糞ったれ! と先導して欲しいものですね。

(15/Nov/2008)
何斬るか分かんないよ
 座頭市を見て…女座頭市を見てきました。ICHIってやつです。原作は立派に「座頭市物語」ですが、椿三十郎の原作が「日日平安」であるのと同じくらいかけ離れています。座頭市は勝新のをちょこっと見たことがあります。むさ苦しい存在感が妙に心地良いのですが、あれを若い女性でどうやるのかと思いましたが、上手く昇華させています。まるで別物ですが、それで良い。北野のギャグ映画は論外。
 どこかのブログにもありましたが、丁寧に作られた時代劇です。そこになかなか凄腕で心を閉ざした女を置いた結果、こうなったという感じ。なかなか楽しめました。事前に見た各種素人評論では展開が唐突だとか、市と知り合った浪人が刀を抜けない様がコントのようだとか、迫力がないだとか、斬った人数が少ないだとか酷評されていますが、そうは思えませんでしたよ。迫力あるし、斬りまくってるって。綾瀬の太ももだけが見所だという評論もありましたが、市の腰の入った動きは悪くありませんよ。全然フニャってない。殺陣はスローで再生され、斬る瞬間に素早くなり、またスローになります。これを誤魔化しだと見る人もいるようですし、実際そうなのかもしれませんが、スローじゃないと逆手居合いの立ち回りなんて速過ぎてわけ分かりません(笑)。
 さて、褒めるのもここまで。市の肌が綺麗過ぎます。そもそも綾瀬はるかの肌が白くて綺麗なんですな。服装がボロボロなんだから、くすませなきゃ。どうせ美人なんだから汚くしても見るに耐えるって(見せ方によってはブサイクにもなるのでけっこう使える女優さんなんじゃないかと思います)。髪の毛もまた然り。パンテーンでも使ってるのかと言いたくなるくらい。しかも髪型は乱れているというよりも完全に私好みの形です。ちょっと待て。あとは市の台詞が妙に現代語っぽいのが気になりました。確かに江戸時代にも普通に使っていた話し方だと思うのですが、綾瀬の話し方が悪いのか…そうではないような…ちょっと不思議。始めの「何斬るか分かんないよ。見えないんだからさ」を聞く限り、下手じゃない。ということはよそよそしさを表すための話し方なのかも知れません。
 ま、全体的に悪くありません。ただ、映画館の出口で市と同じ顔のCAの立て看板を見たときには苦笑しました。同時期に公開される2本の映画に主役で出ちゃいけない。

(17/Nov/2008)
単に時代劇が売れないだけか?
 ICHIを見に行ったときに気になったことがあります。「RED CRIFF」なる似非三国志と同じ時間に上映されたのですが、客は殆どがそちらに流れていたんです。レイトショーだったのですが、あれは100人以上いたかも知れません。一方、ICHIは10人いたかどうか。そのくせネットでの予約システムe-リザーブは微妙な席しか提案しないんですよね。人がいないのを良いことに良さそうな席に動いちゃいましたよ。前から5列目なのに自分の前面180度の範囲に誰もいないってのが凄い。家で見ている錯覚に陥りそうになりました。
 あの殺陣で迫力がないと感じる人はもしかしたら多いのかも知れません。そういう人が似非三国志を見るんでしょう。フジテレビの鬼平犯科帳をはじめとした洒落た時代劇シリーズを好む人はこちらの方が絶対にいい。でも、少ないんでしょうね。
 金城が諸葛亮孔明でしょ。おかしいって。孔明は渋くなきゃ。天気を変えるんだぞ、あのキャラクターは(おいらにとってはゲームのキャラクター)。


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