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2007年6月の劇的日記


(11/Jun/2007)
琢磨、最高!
 F1第6戦カナダGPは興奮の坩堝(るつぼ)でした。2004年、BARホンダの2ndドライバー佐藤琢磨はその速さを見せつけながらも、腐ったエンジンが壊れまくってリタイア多発(ドライビングに原因がある、などとほざく奴は当時の記事を読み漁れ。原因は全てチームにある)。2005年は焦りすぎてバカを繰り返してシーズン終了後に解雇されます。そして2006年急造のチーム、スーパーアグリの1stドライバーになります。しかしマシンは4年前の化石を改造したもので、チームの年間成績は最下位。しかし最終戦で10位になるまで力をつけた、その異様な速さの進歩、それが救いでした。今年は昨年のホンダのマシンがベースですが、ルール変更に対応したため、もとから大したこと無いマシンですから速いはずがありません。
 今年は2種類あるタイヤの両方をレース中に使わないといけません。これがミソです。カナダGPはクラッシュ多発で、セーフティカーが4回も出てくるという荒れたレースになりました。琢磨はそれを利用して、セーフティーカーに先導される間だけ不利なタイヤを履くという作戦を強行。ルールの足枷で順位を落としますが、終盤は速い速い。フェラーリのライコネンを抜いて置き去りにし、トヨタのラルフを料理し、残り2周のところで、最速マシンであるマクラーレンに乗るチャンピオン、アロンソをあっさりと、しかし攻撃的且つ豪快に抜き去りました! 生放送なので午前4時。でもこれは叫んでしまいます。サーキットのカナダ人たちも立ち上がって大歓声をあげていました。結果6位。昨年急造チームで21位と22位が特等席だったのに、6位! 今までのF1では有り得ない話です。これ、状況を辿るとドライバーが凄いとしか言えないんですよ。F1公式サイトでも絶賛、その他の海外サイトの投票でも初優勝新人を押さえて「最も活躍したドライバー」になっていました。
 2004年にあの走りを見て「遅い」なんて言ったバカは誰だ?

(12/Jun/2007)
日産はもうダメでしょ
 日産、カルロス・ゴーンの改革は失敗すると思っていましたが、思い切った工場閉鎖、日産wayの制定、ルノーとの技術交流、ゴーン本人の勤勉さなどで組織を立て直しました。ここまでは凄い。しかし、奴が出来たのはコストカットのみ。Zを復活させるという芸当はやったものの、あとは到底車とは呼べないものしかなくなりました。CMも車の性能を伝えるでもなく、使い方提案をするでもなく、おちゃらけてしまってグダグダ。もう、ダメでしょ。Zだって大きいくせに2シーターで微妙極まりない。どう考えてもホンダNSXのような威光が無く、速い車が欲しければランエボのほうが安くて室内利便性もあります。これこそ価格勝負すべきだったのではないかと。そしたら買っていたかも。
 ちなみに、母体たるルノーもあまりよろしくないようで、ゴーンはF1撤退を常にかざしています。今年のルノーは遅くて邪魔だからさっさと撤退すればいいのに。昨年のチャンピオンチームが最下位チームに邪魔者扱いされるというのも凄い話ですが。

(14/Jun/2007)
それで?
 某雑誌でグッドウイル折口とウォーズマンの写真が並べられていました。…似てる(笑)。しかし、それが何か? という感じですな。一発ギャグか。

(14/Jun/2007)
9課に任せろ
 分かる人にしか分からない某9課の話。
「課長、朝鮮総連が相手ではもう、元長官との関係に関する証拠は無いと見るべきじゃない?」
「少佐、元長官そのものが残っている。バトーと屋敷に行き、証拠を探し出して全て消せ。手段は問わん。それが総理の命令だ」
「…了解」

「バトー、…行くぞ」
「おう。…何だ、少佐、やる気無いのか?」
「総理の指示で国益のためとは言え、スキャンダル隠しや敵国への荷担っていう、いろんな意味があるのが気に入らないわね」
「ずいぶんとセンチメンタルなんだな」
「タチコマは屋敷の周辺に待機だ」
「は〜い、少佐ぁ!」

「少佐、見つけたぞ。元長官だ」
「ん。…元長官。なぜ総連を?」
「ん? お前等、公安9課だな。となると、警備の連中は全滅か。…なぜ、だと? 彼らにも安心できる大使館が必要なのだよ。」
「おいおい、元長官が国益を無視するのかよ。総連は大使館じゃねぇだろ。」
「彼らを助けることこそ、国益につながる。長官だったからこそ総連の重要性が分かっているんだ」
「やはり、ね。それは問題だわ。建物を手放す気はないのか?」
「もうちょっと待ってくれ。彼らのために猶予をあげなければならん。もちろん、反発があるのは分かっている。だから今までの総連との関係についての証拠は全て消してある。安心しろ、と総理に伝えておけ。今回は建物という大きな物だったのでバレたが、もう手放したように偽装工作はしてある。完璧だ」
「証拠はもうない?」
「そう言った」
「なら死になさい」

「バトー、タチコマに元長官を入れたら戻るぞ」
「証拠が無くなったのに、殺す必要あったのか?」
「総理の命令は、全ての証拠を消せ、だ」
「少佐ぁ。これ、死んでるんだから元長官じゃなくて元・元長官じゃない?」

(15/Jun/2007)
だらだら
 朝の電車、慌ただしく乗ろうとする人の邪魔をする人がたくさんいます。単にダラダラ歩く人、携帯メールをしながらゆっくり乗り込もうとする人など。前者は荷物が大きいかデブであるかのどちらかであることが多く、蹴り飛ばさないとやり過ごすことは不可能です。困り者です。そして後者、こちらは吹っ飛ばします。本当は蹴り飛ばしたいのですが、それでは犯罪なので軽いタックルで。もうね、周囲の動きを読めよと。道路でもいるでしょ。自転車に乗りながら携帯メールしてるバカ。大概、横断歩道でふらついて車に向かっていくんですがおかまいなし。最悪の場合だとヘッドホンステレオまでしちゃってます。これは検挙モノでしょう。

(15/Jun/2007)
インプハッチ
 奇跡的に早く終わった仕事の帰りに、新宿に寄れたのでスバルビルに行ってきました。ありましたよ、新型インプレッサ。拡幅されたにもかかわらず、先代「鷹目」のような存在観はありません。これはいけませんな。ただ、フロントマスクは写真で見るほどダサいことはなく、まあ、鷹目の後継と言っても違和感はありません。一方リアは酷い。酷すぎます。
 車内の広さは後部座席が先代より随分広くなっています。それでもアクセラのような足元の広さが無いんですね。そしてトランク、んー、随分上げ底で狭いものです。AWDだから仕方が無いかな。あとは走りが気になるなあ。

(20/Jun/2007)
謎の美人
 ビールもどきのCMに地味な美人が出ていますが、誰だか分からず調べちゃいました。元宝塚の人だそうで、知らん(笑)。まあ、どう考えても男役じゃありませんな。ほんと、美人だもん。
 そう言えば以前、元男役の人がテレビ番組で男性に「僕のこの背広を使って格好よく羽織ってみてください」と言われて、手渡された背広を試しに着てみて「あ、大きい(笑)」と言ったんですよ。やっぱり身長があっても細いんですね。やっぱりこういう台詞、好きだな。

(22/Jun/2007)
時計の針
 時計の針を戻せたら、と思うことが増えてきました。もちろんそれは現状を知っているからなのであって、単に過去に戻っても同じことでしょう。今の情報を持ったまま過去と同じ状態に戻ったら…どうだろうなぁ、結局は過去の思考に納得しちゃうんじゃないかなあと思いますね。
 あーあ、ダメだなあ、俺。


        
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