|
HSR
|
今日から東京証券取引所にて一部の株の価格が10銭または50銭単位で扱われるようになりました。それって株の購入単位が大きくなるんじゃないの？ という疑問も湧きますが、東証はそれで取引が増えると勘違いしているようです。価格の低い株では1円の増減でも変動割合が大きく、それ故に取引されていたと思うんですよ。それが細かくなってしまったら、投機的魅力がなくなるでしょう。
弊害は他にもあったようです。証券情報を提供するモーニングスターという会社のアプリで株価を見ると桁がおかしいのです。軒並み騰落率-99%。日経平均は153.43円です。通貨が価値を失うような経済崩壊。ブラックマンデーどころじゃありません。そりゃ中国も探査機を月に送れちゃいますよ。あれはCGにしか見えないけど。アポロのスタジオ撮影より判りやすいのが素敵。…厳密には日経平均の表示は153.43.28でした。つまり、一つ目のドットはカンマの間違い。これ、どこがやらかしたのか判りませんが、もしコンピュータで自動取引していてこんな文字列が来たら大変ですね。当該アプリのように単純に文字列の最初のドットが小数点であるとして処理すると、暴落したと判定して（ユーザーの設定次第ですが）追加購入しまくるのではないでしょうか。そして購買余力があっという間に0。確実に手数料分は無駄が生じます。怖ぇ。
例外処理って本当に大事ですね。文字列で受けとるなら、小数点が1つでない場合を絶対に考えておかないといけません。異常なら、別のところから情報を参照して取引を続けるとか出来ないとダメでしょうね。いやあ、考えさせられました。
最近のプログラマーってそういうの考えないみたいですけど、どうにかなりませんかね
佐世保の女子高生が同級生を殺害した事件について、報道のあり方に疑問が湧きました。加害者はその名も伏せられている(検索すれば見つけられますけどね)のに、被害者はその名前も顔も晒されます。更にその人柄までも取材の対象になっています。もちろん、犯人が不明の事件なら、情報を得るために被害者の個人を特定する情報を流すことに意味があるでしょう。しかし、今回は犯人が分かっているわけです。
更に解せないのが、殺害後にされていたことについてまで報じられていることです。顔と名前に加えて、こんなことされていましたよと伝えられているのを見ると、かわいそうになります。死因は後頭部殴打もしくはその後の首を絞められたことにあるのだから、それだけを報じればいいでしょう。相変わらず被害者に人権はない。これは警察の責任でもあります。要らんことを次から次へと仲良しの記者クラブに漏らしているんですからね。警察とマスコミは糾弾されるべきだと思いますよ。
昨年放送していたアニメ「PSYCHO-PASS」の続編放送前に、この再放送をやっていると聞きましたが、その放送内容がすっ飛ばされることになったそうです。この作品は未来の刑事モノなのですが、当該の回は女子高生が後輩を殺害してプラスチックのように硬化させ（未来ですからね）、バラバラにして公園のオブジェにするという話です。ネタがタイムリーすぎるため、苦情を避けるための策のようですが、余計な報道をしなければタイムリーでも何でもないんですよ。バカだなあとしか言えませんね。尚、この話をすっ飛ばすと、主人公の先輩刑事の行動の理由がさっぱり分からなくなります。
現実に類似の事件が起きると、映像作品はその発表を自粛することになりますが、くだらないですね。その事件を肯定するような内容ならともかく、そうでなければいいじゃありませんか。被害者心情に配慮？ 筋違いでしょう。基本的には現実と無関係なのですから。過剰反応するバカを警戒してのことなんだろうとは思いますけど、違和感たっぷりですね。
会社のお陰で、最近は展示会に行きたい放題です。今まで触れたことのないキャラクター版権関連も見ましたが、何というか未熟な業界ですね。工業系って確立した手法があって、各社はそれを愚直にやっているか、それを越える冒険をしているかが武器になっています。その会社の技術や商品を見に来た人からは、それが嘘でないか厳しい目で見られます。たまにどう見ても怪しい輩がいますが、そういうのは長続きしません。ところが、キャラクターものって「とりあえずこんなものやってみました」ばかり。何かのきっかけで知名度が上がれば金になるという思想のようで、それの売りとなる特徴やデザインの意図なんか全く掲げられていません。単に「こういうことに使ってみてはどうですか」という程度。下手な鉄砲というやつです。何故か規模が大きいほど説明員がチンピラみたいだというのも特筆すべき特徴ですね。この業界、工業の手法を持ち込めば既存勢力をあっさり一掃できるんじゃないでしょうか。
|
|
|
|
|
Copyright(c)1999-2014 H-SHIN
|
HSR
|