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2002年08月のお話


(05/Aug/2002)
銃器ネット
 いよいよ、国民総背番号制が始まりますよ! いや〜素晴らしい。どこでも住民票が簡単に手に入るようになるんですよね。で、どうせ管理なんてなっちゃいないから、情報だだもれで皆に自分のことを知ってもらえるいい機会なのです!
 何とかせい! 止めろ! 小泉何考えてるんじゃ! ったく、あの馬鹿…殺す。
 でも、年金なんてあれ、背番号制なんですよね。知人に言われるまで気付きませんでしたが、確かにそうですね。あとは店のメンバーズカードなんかに登録している場合でもその店がつぶれた場合、負債を少しでも減らすために名簿屋に顧客データを売ります。絶対売ります。何を嗜好しているかがバレバレ。そう考えると、住基ネットなんて大したことじゃないんですよ。…?
 何とかせい! 止めろ! 小泉何考えてるんじゃ! ったく、あの馬鹿…殺す。

(04/Aug/2002)
とっくり&びっくり
 僅か4日間でドラマ(コント)「トリック」のDVDを(再放送されているこの時期に)見終えてしまい、「トリック2」を買ってきました。またもや2,000円お得なソフマップ有楽町店で。「〜2」はOA時のものが期待外れだったのが難(骨子はそもそも面白くないながらも作りがしっかりしているので演出のせいでつまらなくなっていた)で、買うべきか否か迷いましたが約2時間分の未放送シーンが入っているそうなので、それによって面白くなることを期待して買いました。しばらく見ないと思いますけど。小説書きた いし。そしてパッケージに描かれていた徳利の絵の意味が分かった時に、買ったことをちょっとだけ後悔しました。とっくり…とりっく。ばーか。
 一方、ちょっとスキャナが必要になったので上記ソフマップ近くのビックカメラにてスキャナを見てみました。安いですね。なかなかの出来のものが10,000円そこそこで買えてしまうんですから! どうもEPSONのは厚みがあるため気に入らずCANONのスキャナの中から選ぶことにしました。600dpiで8,000円程度で…1200dpiが10,000円! これはびっくりです。USBで電力供給出来るので、ACアダプターが無くて済むのです。そういう時代なんですね〜(しみじみ)。ただ、被写界深度が非常に浅い画像取得方式なので、立体物の撮影(?)には適しません。私は写真と 送゙を撮るだけなのでこれ十分で、また、蓋が工夫されていて厚い書籍のスキャンも可能だということが決め手となって即購入しました。
 帰宅後さっそく近くにあったカタログをスキャンしてみました。おそるべし1200dpi、380MBの画像になってしまい、見るどころかWin2000が不安定になってしまいました。…ファイルサイズを計算しておくべきだった…。600dpiで気を取り直して再スキャンすると、細かい! 凄いですね。まさかたった1万円で安い印刷物特有のカラーの粒粒が鮮明に撮れるとは思いませんでした。PC上ではカタログのメーカーのロゴが画面の半分以上を占めていて思わず「オーバースペック」という言葉が頭をかすめました。このスキャナにはOCRソフトとフォトショップエレメンツそ の他いくつかのソフトが同根されていて、これも感動ものでした。OCRというのはスキャナで読み取った記事等を文字認識してテキストファイルにしてくれるというものですが、このOCRソフトは違いました。何度やってもまともに読み取ってくれないのです。ちょっと高等な操作をしようとすると、「製品版を購入してください」…体験版かよっ! いやぁびっくり。一方のフォトショップエレメンツは素晴らしい出来でした。基本的な機能しかないのは痛感させられるのですが、頑張れば十分に使えて、操作も直感的でいい感じです。これは確かにアイドルコラージュと かやる輩が多かったのも頷ける高性能です。まぁ、これがあればおまけとしては十分かもしれませんが、CANON、体験版をバンドルするのはやめろ。OEM版と違って宣伝料を徴収できるからやるのでしょうが、あれは邪魔ですわ。

(07/Aug/2002)
編集の敗北
 体調が快調になってきたので小説を書き、なおかつしょーこりもなく「トリック2」を見ております。OA時には前述のように実に面白くなかったのですが(失望したトリックファンが身辺に多数おります)、このDVDは再編集してあり、TVで時間の尺が足りずに泣く泣くカットした部分も入っています。その再編集によって面白くなることに賭けて買ったのですが、見事に読みが当たり、何とも面白いのです。カットしたシーンには「やむなく落としたシーン」という意味の「やむ落」という文字が入るので(その表示は消すことも可能)分かったのですが、編集の基本が
  1. 会話が為されているところで短い返事などは切って一方的に話しているように見せる
  2. 説明が重複気味のところは切る
  3. カメラワークが長いところは切る
  4. 歩いているところはその前後の場面のつながりが分からなくならない程度に切る
  5. 長めのギャグは切る
  6. 冗長な手品は、切る!
 まず6番目のは仕方がないでしょう。練習した人にとっては「何でじゃ!」ことになるわけですが、仕方なし。
 3番目のは当然でしょう。4番目も場合によっては急に場面が変化したような印象を受けるので望ましくはないものの、削ってよし。
 5番目は…もったいない。ストーリーなんてハッキリ言って面白くない(エピソードを一番多く書いた人のがつまらなく、他の人のは面白かったりします。特に「サイ・トレーラー」はミステリーの要素が確実に存在していて良かった!)のでギャグがないと話にならない…。
 2番目は複雑なものの説明に関して削られていたりして、OA時に意味不明に陥ったところ多数で、これは削っちゃいけないと思います。
 そしてトリック2をつまらないものにしていたのが1番目! 一方的にしゃべっているように見えてしまうのが異常な光景で、その世界観が胸糞悪くなるんです。「渡る世間は鬼ばかり」じゃないんだから一人がずっと喋っちゃいかんのですよ。DVDで見るとちゃんと人間的に会話が行われているんですよね。ああでないと見ていられません。編集が下手だった。

(08/Aug/2002)
雲を掴むのかよっ
 内村プロデュースというテレビ朝日の深夜番組をご存知でしょうか? 内村とはあのウッチャンのことで、かなり無企画な番組です。だいたいがくだらない半端な無茶を芸人(出川、さまぁ〜ずっていうかバカルディ、ふかわ、TIM、猿岩石など)に強いるというものです。これをたまたま見ていたら聴き覚えのある音楽が聞こえてきました。
「おうっ?」
 それはポルノグラフィティの「敵はどこだ」という曲の低音が心地よいイントロでした。
「すげぇ」
 テレビ御得意の著作権無視! それから「ビター・スィート」「ラストヒーロー」と次から次へとまぁ、恐らく無断使用でしょう。全部アルバム「雲をも掴む民」の曲でした。「トリック」のDVD再生時に「無断使用・複製を禁じます」というような表記が出ますが、テレ朝、自分からそういうところ守らせろよ。お前等のやっていることは全部マルっとお見通しだ! ダビングしてまうぞコラ

(10/Aug/2002)
夏休み
 自分で決めた夏休みが8/10〜8/18です。この間、遊ばにゃいかんわけです。さて、どこに行こうか、ということになりますが恋人などいない身ではイベントごとに疎いわ疎いわ。ってなわけで、知人に何かネタがないか尋ねたところ、ウェブで調べるという案が浮かびました。見つけたのが「イベントナビ」というもので、検索が非常に楽なので早速調べました。…うじゃうじゃとまぁ。厳選し、いくつか絞りました。出かけたら写真でも載せることにしましょう。

(11/Aug/2002)
出川、あなたは正しい
 私は大ヤクルト超スワローズを応援しております。これは日本のためなのです。読売なんぞが優勝しては日本が崩壊してしまいます。理由を書くと恐らく誰も読まないくらいに長くなりそうなので止めますが、とにかくヤクルトが日本の中心なんです。そんな私は今日テレビで広島巨人戦を注目していました。何分首位の腐れ読売と2位の大ヤクルトスワローズがたったの9ゲーム差なので、見逃せないわけです。番組始めに副音声番組の紹介があり、極楽山本(広島ファン)、ココリコ遠藤(阪神ファン)、えなりかずき(野球を知らないゴルフマニアのおっさん)がトークをするということで、そちらを聴くことに。
 副音声は話題が広島中心で、えなりに野球の楽しさを教えるというもので結構いい企画でした。途中、松村邦弘(阪神ファン)、出川哲郎(大スワローズファン)、山本浩二監督の息子(当然広島)、間寛平(ダイエーファン)、峰竜太(中日ファン)らが電話をしてきてトークに少しずつ入ってきたりしていたのですが、その中の出川哲郎氏に激しく賛同したことがあります。
「お前ら、芸能人であることを盾にして野球選手と仲良くなって、呑んだ時とかの変な裏話を暴露するなよ」
 出川氏は野球選手と会う機会はあっても一線を画した付き合い方をするそうです。そうしないと素晴らしいプレーを見て敬愛していたものが崩れそうで嫌なんだそうです。こういうのって大事だと思います。夢、というのとは違って、やはり見せるところは魅せるものだけでいいんです。例えば素晴らしい音楽奏者ががだらしない格好で馬鹿な喋り方の「素」を見せちゃいけない(つまりは喋るな、と)わけで、役者なんかもそうでしょう。そして物理屋は…日記なんて書いちゃいけない!?

(12/Aug/2002)
袋叩き!
 私は地理、歴史に関してコギャルと同レベルと言ってもいいくらいに無知です。必要なことしか学ばないと言う性格ゆえの結果なんですけどね。それを踏まえてのお出かけ日記です。
友人に「どこか行くとこないか?」と訊いたら、「フクロダノタキ」という意味不明の答えが。
「は? なんだそりゃ」
「…滝」
「何の滝だって?」
「フクロダノタキ。袋叩きじゃねーぞ」
 やっと名前を把握。袋田の滝っちうもんが茨城にあるんじゃけぇのぉ。茨城? 日本じゃないじゃん! あ、いや埼玉も日本じゃないんですけどね。滝の場所がこれまた茨城の中でも奥の奥という感じで、水戸から1時間も水郡線に揺られて行かねばならんのや。金をケチって特急を使わないと水戸でさえも我が家から2時間半かかるんですよ。おい水戸、遠いぞ!
 ここから先はナローバンドお断りな画像だらけの報告になります。急いで編集(140枚のデジカメ画像からの厳選&画像サイズの縮小化&順番修正&文章)したので分かりにくいでしょうが、勘弁。
 報告を見る

(13/Aug/2002)
カリスマ奥様!?
 どうやらTVで四谷怪談をやっていたようです。お岩さんのお話ですね。でもって、ちょっとwebで岩について調べてみました。いやぁ、実際は怪談ではないんですね。以下、あるサイトの引用を編集しました。
 徳川の御家人田宮家の娘である岩は夫と実に仲のいい夫婦だったそうですが収入が少なかったということです。そこで岩夫婦は家計を支えるため商家に奉公に出たんだそうです。そして岩が日頃から田宮家の庭にある屋敷社を信仰していたおかげで、夫婦の蓄えも増え、田宮家はかつての盛んな時代に戻ることができたと言われています。で、それが評判になって近隣の皆がそれにあやかろうと、その社を「お岩稲荷」を呼んで信仰したそうです。それから家内安全、無病息災、商売繁昌、開運、さらに悪事や災難除けの神となって…怪談じゃないでしょ。
 ではでは、なぜに怪談になったのでしょうか、という疑問が沸き起こりますね。沸き起こらない? いや、沸き起こりますよね。沸き起ころうとしなさい。っていうか沸き起これ〜っ!
 はぁはぁ、取り乱しました。…閑話休題。
 江戸時代後期、お岩さんが死んでから二百年以上も経っているのにお岩さんは根強い人気があったんだそうです。カリスマ奥様なんです。そこに目をつけた歌舞伎作家が「お岩」の名前を使って、田宮家には怨霊がいたことにして怨霊劇にすれば大当たり間違いないと考えました。
 これが有名な『東海道四谷怪談』です。四谷は甲州街道筋なのに「東海道」という題名がついているのは、四谷の於岩稲荷の事実とは無関係な創作であることを示しています。
 カリスマ奥様ゆえに出来たお話とは知りませんでした。こういうのを知ると他の様々な逸話なんかにも結構嘘があるかも知れないと思い始めてしまいますね。情報の取捨選択が大事なんだということでしょうか。

(14/Aug/2002)
 今日も出かけてきました。目的は上野の国立科学技術博物館で行われている「おもしろ高分子展」です。子供が多かったのは確かなのですが、子供向けじゃないんです。っていうか高分子だぞ。親も見るもの見極めろよ。導電性のプラスチックを見て「何に使うのか分からない」と言った中年男性に展示員の大学生も苦笑いでしたが、このおっさんはどういう教育を受けてきたのでしょうか。んなもの自分で考えるものなのに。新しい現象を生かすも殺すもアイデアなのです。そういえば導電性のプラスチックを何らかのイオンのための溶媒に漬けて、電気を流すことでそのプラスチックが半透明の黄色から半透明の紺色に変色するということを実際にやっていましたがあれは面白いかも知れません。利用のアイデアは秘密ですけど。ちなみに専門的に言うと、そのプラスチックはバンドギャップが非常に小さいそうです。だから電池のエネルギーでも導通すると。
 そのほかマルチガイドの通信用光ファイバーや最新の繊維、自動車部品に使われている高分子(リサイクルし易いため高分子による部品の点数が増えています)プラスチックの石油への還元をはじめとしたリサイクル、人工筋肉、包装技術などを堪能してきました。包装に関しては長年の謎が解けましたよ。どこからでも裂けるパッケージはその周囲が高分子の結合に金属イオンを用いているんですね。ただのクーロン力で結びついているので切れやすいわけです。
 ここから厄の始まり。有楽町に足を運び、ケミストリーのCDを買って、ついでにDo as infinityも買おうかとしたらこれがコピーコントロール。これはCDの規格を逸脱しているのでCDのロゴをフィリップスとソニーにつけてもらっていません。買う気が失せ、ビックカメラへ。この時点でthe Alfeeを買い忘れているんですね。そしてビックで驚速ADSLを買うか否か迷っていると店員(多分応援販売)が寄ってきて「効きますよ」と言うので
「MTUもRWINもチューニングしてるからDNSのキャッシュ機能しか意味がないんだよね〜」
と言うと、
「OSは何ですか?」
「Meと2000」
「あ、それなら効くと思いますよ」
 いや、だからチューンしてるんだって。箱を見ると「特許出願中」の文字。もしかして他にもこのソフトは最適化してくれるのかな? と思って買うことにしました。効き目がなかったら返金してくれますし。
 帰宅後。驚速ADSLをインストールする前に速度計測サイトで計測したところ、1.76Mbps(前は2Mbps出たんだけどな)でした。ではではインストール。…1.72Mbps? 設定の何をいじっても早くなりません。
「あの糞馬鹿店員が!」
 ちょっとあいつホント、いい加減にしろよ。あとSOURCENEXT、レジストリをただいじるだけのソフトに新規性はない。特許にならんぞ馬鹿。っていうか返金後倒産しろ。
 設定をいじるだけで2時間くらい無駄にしちゃいました。そして、ケミストリーのCDを聴くためにイヤホンをPCにつないだら…片方のコードが断線したようで音が出なくなっちゃいました。1年ちょっと乱暴に扱ってきたので仕方ないなぁ。音にこだわる性質なので5,000円もするイヤホンなんです。今月何万円使うんだ、俺? サイバーショットが遠ざかっていく!

(15/Aug/2002)
Musical instruments
 水道橋にボーリングをしに遊びに行ったついでに御茶ノ水まで足を運んで楽器屋を見て回りました。知人にくっついて行って初めて知ったのですが、御茶ノ水って小さい楽器屋がたくさんあるんですね。その知人はギターを練習していて、エレアコ(アコースティックギターにピックアップがついていてアンプを通して音が出せる)と弦が欲しいということで探していました。一方私はエレキを見ていましたが、アコースティックギターでないと奏法が分からず、何に着目すべきか(っていうか買う気は無かったんですけどね)分かりませんでした。あとは適当に楽器を見て、秋葉原まで歩きました。2駅分歩いたわけですが東京は駅間が非常に詰まっているのでちょうどいい散歩コース程度なんです。秋葉原では前述のイヤホンを買いました。これが痛い出費です。あのイヤホン、もうちょっと保って欲しかったな。

(18/Aug/2002)
ピンぼけ日テレ
 愛が日テレを救う、あの現金徴収番組が今年も(知らんうちに)やっていたんですね。テーマが家族だとか。って言うことは、今年は海外じゃなくって国内に寄付して欲しいものですね。昨今は自殺や高血圧で大黒柱を亡くした家庭が非常に多いですから。そうでなくても海外を救う余裕なんて日本には無いはず。でも、ああいう連中って馬鹿の極みだからそういうこと考えないでしょうね。アフリカ・中東云々じゃなくて貧窮している人をどうにかしてあげなさいよ。
 あと、脚の動かない車椅子の人が頑張ってトライアスロンをやっているようですが、それに感動するという神経がこれまたよく分かりません。まさか「使い物にならない人間がその域を越えようと頑張っている」って理解の仕方で感動とか!? 障害を持つとその人だけが大変なのではありません。むしろ家族が金銭的・体力的・精神的に信じられないくらいの負担を被ります。そういうことに視点を置くと「頑張る」とかではなく例えば「交通事故を減らす」などといったことをしないと意味が無いと気付くんですがね…。
 あ、あれ? 去年もこんな感じの愚痴を書いた気がしますね。

(22/Aug/2002)
日ハム
 日本ハムの子会社の狂牛病利用詐欺がもとで日本ハム製品が店頭から姿を消しました。ところが、売上の要であるために、各店は日本ハム製品を店頭に戻しています。ん? いいのかな? という疑問の声もあります。ちょっと考えてみました。
  1. 詐欺を行ったのは日本ハムの子会社
  2. ハム・ソーセージ組合が、証拠隠滅である焼却に対して目をつむった疑惑がある
  3. 詐欺行為をされやすいシステムにしたのは農林水産省
  4. そもそもBSEを引き起こしたのは農林水産省
 1番から考えられることは、日本ハムの指示があったのか否かで店の対応が変わってくるということです。この件に関しては日本ハムの指示ではないということになっていますので、撃って売っていいんです。
 2番は追及する必要があります。農林水産省がね
 3番は武部が死んでいいです。
 4番は武部の前、誰だか知りませんが死んでいいです。
 うむ、売っていいんです。少なくとも今のところは。

(24/Aug/2002)
コピーコントロール
 AVEXレーベルを始めとして最近コピーコントロールCD(CCCD)が増えています。と言うか、アレはCDじゃないんですけどね。CompactDiscには音楽用の規格があるんですが、CCCDはそれを完全に無視した作りになってます。私も詳しくはありませんが、CCCDは一曲目のトラック情報が「-1」になっているそうです。もちろん本来は「1」でなくてはいけません。それって、完全に再生さえも妨害してますね。そんなことをせずに新規規格を作って、その規格を再生できるプレーヤーを普及させるなどの方法をとればいいでしょうが、それを既存特許を侵さずにやる技術力はAVEXにはありません。純粋に商売だけをやってきた会社ですからね。
 持っているプレイヤーがCCCDを再生できる人は被害なんて皆無かも知れませんが、私のSonahawk(1992年製)ではまず再生できないでしょう。再生できるかどうか確認のために買ってみればいいかと言えばそうじゃないんです。再生できなくても返品不可なのです。これはひどい。となると買わないのが最善の策。CCCDを再生できるプレイヤーを探して買うという苦肉の策もありますが、メーカーはこぞって「再生可能性は保証しません」と言っています。つまりは「んなわけのわからん円盤をうちのプレイヤーに突っ込まないでよ」ってことなんですね。だからプレイヤーが故障しても仕方がないということです。すなわち、聴いちゃいけないんです。聴きたいと思う曲を聴かせないなんて、「音楽の発展のために」なんていうAVEXのHPの記述に矛盾してるじゃないですか。
 ここまでのことは前々から思っていたことなんですが、それ以上に問題のあることが分かりました。Do As Infinityの曲を(というか、伴都美子の歌を)聴きたいな、と珍しく思ったのでwebでいろいろ調べました。結果恐ろしいことが分かりました。CCCDはトラック情報がでたらめなのが災いして、「面ぶれ」という現象が起こるそうなんです。CCCDを聴けるプレイヤーはCCCDを「再生している」というのではなく「偶然再生している」ということらしく、再生状態がプレイヤー自身にとって「別に再生しているつもりはない」などといった実に不安定な状態で、ピックアップのサーボが忙しくなるそうです。これは寿命を一気に縮めますし、当然のごとく音質の劣化を招きます。MDの音でさえ「反吐が出る」私としてはそんなもの買いたくありません。AVEXとしたら「何でコピー配布するんじゃ!」「レンタルしたものをHDDに落とすな。焼き増すな馬鹿」「新曲がすぐに中古になるのは、てめぇコピーしたな」っていう苛立ちがあるでしょう。それも分かるんですけどね。それとCCCDは別に考える必要があるでしょう。
 確かにCD-Rが普及した時点で著作権保護が考慮されなかったというのはSony,Philipsに問題があると言えます。古いプレイヤーで再生できない規格を策定したくないという思いがあったのかもしれませんけど、確実に問題があります。ん? そういえばソニーはOpenMGという、ネット配信された曲を著作権保護して尚且つ3つまで複製を許す技術を作ってましたね。それによってNetMD(配信曲やCDの曲をパソコン経由でMDに録音する技術)なんかも成り立っていて、新しい音楽配信の在り方を提示していたんですね。
 個人的には、OpenMGのように複製を強制的に限定許可するのが一番だと思います。「複製不可」は家でも外でも聴くという今の音楽ライフに反しますからね。そこで、Super Audio CD(SACD)がまだ普及していないことを利用してこれを使って新しい音楽フォーマットに移行してしまうべきではないかと感じています。プレイヤーの値段が異常に高いんですが、そこは時間が解決するでしょうし、著作権保護のフォーマットをライセンス制にすれば例えリッピングできるドライブが登場しても特許侵害にて吊るし上げることが出来ます(抑止力ですね)。副次的な効果として、高音質に消費者の耳が慣れてmp3は存在意義が無くなり、その結果容量の問題でネット配信はなくなると思われます。そうなるとSACDを店で購入することになりますがレベルの低いアーティストにお金をわざわざ払おうという人は少ないですから、くだらない曲の名前が広まることはなくなりレーベルが今以上に駆逐されるでしょう。そのときは「コピーが音楽業界を衰退させている」なんていう言い訳は出来ません。
 もう新しいAVEXの曲は買いません、と言うより買えないんですよね。CCCD以前の曲を買おうかな。

(25/Aug/2002)
マジック
 野球の話です。パ・リーグは西武ライオンズの優勝で決まりという雰囲気が完全に支配していますが、セ・リーグはそうでもないみたいです。首位独走の読売ジャイアンツは一時期2位ヤクルトスワローズに10ゲームの差をつけてマジック34を点灯させました。そのマジックも順調に29まで減ったようですが、その後あっさりと消滅しました。これは原監督だって想像していたことでしょう。当時の勝利数とマジックを加算すると95くらいになるんです。140試合で95勝以上というのは今の各チームの強さを考えると無理と考えていいでしょう。そんな非現実的なマジックが点灯すると先を見てしまってチームとしてはむしろ苦しくなるんではないかと思います。だからよく監督が「意識していない」と言っているのは「意識したくない」ということでしょう。少しずつ弱ってきた読売ジャイアンツ、ヤクルトスワローズに7.5ゲーム差まで寄られています。意外に、大逆転劇もあるかもしれません。これは見ものです。

(25/Aug/2002)
敵国・アメリカ
 カリスマテロリスト、ビン・ラディンちゃまが昨年9/11に二本の割り箸を折っちゃったわけで、その結果ニュースに見とれた私はあろうことかドラマ(って言うかシチュエーションコメディ)「ビューティ7」の最終回を見逃しました。半年後に再放送で最終回を見ることが出来たので良しとしますが、やっぱりアメリカの増長が目立つ出来事でしたね。
 そのアメリカの空母が佐世保に寄港しています。物資補給を日本の支援団体や企業が行ったそうですが、これはアメリカ軍が日本の施設を柔軟に利用できるためのガイドラインが背景にあるようです。アフガンの人々が「日本はアメリカに原爆を落とされて恨んでないの? 何で荷担するの?」と言っていたのを思い出します。日本は恨みというより、アメリカが誠意を見せるべきであるとの思いは残したままアメリカのいいところをいただく関係を持つことが大事だと思います(どこかの韓国や中国みたいな「死ぬまで恨む」の発想は愚の骨頂です)が、荷担するのは変です。奴等ではなく、国連がアメリカ抜きで何らかの制裁を決めるべきであり、単なる逆襲戦争を楽しんでやっているナショナリストに我が国が荷担してはいけません。別に戦争が悪だとは言いませんが、アメリカの思想は悪だと思いますね。

(25/Aug/2002)
しつこい
 ヒューレット・パッカード(HP)というコンピュータ/周辺機器の会社があります。コンパックというコンピュータ会社がありました。コンパックはHPに食われて1つになったのですが、その合併に対して創始者の子孫連中がいろいろ難癖をつけて株主たちと揉めたりしまして、何ヶ月か経てやっと合併が成立しました。HPは問題がなくなったことを消費者に訴えたいのでしょう。TVCFを大量投入しているようです。今日だけでもう14回見せられています。しつこいよぉ〜。

(27/Aug/2002)
SACDでいいじゃない
 えー、AVEXの消費者無視な態度に今ごろになって立腹している私ですが、知りませんでした。SACDって初めから著作権保護機能が盛り込まれていたんですね。だったれAVEXもあんな「データが完全に正常に抽出されるプレイヤーのない規格」なんか採用しなくても良かったじゃない。浜崎なんかのだみ声でSACD出せば馬鹿な女子高生たちが犯罪をやってでもプレイヤーを買う金を作るでしょう。これで普及は間違いな

 アホらしくて自分で文章切っちゃいましたが、CCCDは悪ですよ「一部のプレイヤーでは再生できません」という記述を返品不可能の免罪符にしているというのもそうですが、CDのレッドブックに準拠している、同じCDから抽出されるデータはプレイヤーに依らず寸分違わないプレイヤー群に対して「再生可能」と記述されるCCCDが、それから抽出されるデータがプレイヤー依存だというのは、近代技術を成長させた「規格」という、我々消費者にとっては製造者を気にすることなく一括りに出来てしまう便利なもので且つ、製造者にとっては競争相手と互いに成長していくことを可能にしてくれ、自分だけでは出来ないことも可能にしてしまうような魔法であるものを脅かすものです。
 これは工業全体に対する(認識不足や無意識であることは分かるが)挑戦であります。次々と様々なレーベルがCCCDを採用していく雰囲気がありますが、工業に対する背信行為であることを自覚してもらいたいものです。特に東芝EMI。電気屋が採用しちゃいかんぞ。CCCDなどという名前でなく「CDっぽいけど違う怪しい板」であれば問題ありません。CCCDばかりになるようなことが起きたら日本は終わりです。中国にも負けるでしょう。

(28/Aug/2002)
デジカメ
 今日、デジカメを見てきました。各社小型化が進んでいますね。もはやサイバーショットが大きく見えます。そこで目移りし、いろいろ見ましたが、ひどいものばかり。起動を片手で出来なかったり、撮影したデータを簡単に見ることが出来なかったり、設定をするためのダイヤルやらボタンやらが使いにくいものがあふれていました。当面はサイバーショットのP7を欲しいと思いますが、今一つかなぁ。

(31/Aug/2002)
1ヶ月ずれてる
 暑ひですわ。今日って、えー、7月31日? 夏休み真っ盛り? ん? 台風でしょ。誰だよ、もう9月だなんて言っているのは? は? へ? もう秋? うっそー!? 秋って夏より暑いんだっけ? あ、そうかこのまま行けば12月は気温40度で…多摩ちゃんも南下しまくって淀ちゃんになってるんでしょ。いやー、そうかそうか。そうなんだね。うひゃひゃひゃ。


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